マイウイスキーづくり再び その1。
さて、翌週は金曜にお休みを頂き、
北海道は余市に向け出発!
2度目のマイウイスキーづくりです。
どうにも仙台宮城峡のマイウイスキー塾には
ちっとも当たらないのだけど・・・
やはり、北海道かなり寒い。札幌を過ぎたあたりで
雪がちょろちょろ残ってるのが見え、
さすが北海道・・という感じです。
新千歳空港から約1時間45分。結構、距離がある。
しかも・・・余市はKitacaが使えない!
ってことは、Suicaも使えないわけで・・・
空港からSuicaでスッといけないのがもどかしいところ。
余市に着くころにはちょうどお昼。
いつも蒸留所のレストランで食べるので、
今日は海鮮工房・かきざきさんへ。
余市じゃ有名な、安くて美味い海鮮処。
本マグロの赤身丼をいただきました。
トロもいいのだけど、最近ホントに美味い赤身の
美味しさに目覚めた次第です。
お腹を満たしたところで、いざ蒸留所。
毎度、この門構えにはクラッときます・・イイ!
これら建物、有形文化財なのです。
さもありなん、という感じ。
ちょっと電池を切らして(泣)近くのセブンイレブンまで
行ったときに見た風景。
山にはまだ雪がドッサリありそうです・・
さて、荷物を預けて、マイウイスキーの講座が始まるまでの
しばしの時間、蒸留所内をうろちょろします。
全然関係ないけど、この日受付にいたガイドさんが、
腰抜かしそうなくらい美人さんで・・・ビックリしました(笑)
門をくぐればそこは、赤い屋根のキルン塔が見える、
ウイスキーの聖地。
今ではあまり見なくなった「ウ井スキー」の表記。
前回は工事中だった旧事務所もキレイになってました。
# しかし前回って言っても…9月末なんだけどね(笑)
リタハウス・・・再び公開される日は
来るのだろうか・・・
蒸留所内にも雪はドッサリ。
数日前にすごい雪が降ったそうなんです。
にしても、量がすごいわ。
で、マイウイスキーづくりの前なのに・・有料試飲(笑)
新樽20年1杯だけで、グッとガマン。
っと、ゆっくり飲んでるともうこんな時間!
早く待ち合わせ場所に行かなくちゃ!
作業着に着替え、講義の席に向かいます。
今回もニッカ印のヘルメット。
あれ、何だこれ?
これ実は、ワイヤレスガイドシステム。
遠くでも講師の方の解説がよく聞こえます。
座学ですが、ここは前回と似たような感じ。
前回どうだったか忘れたけど、石炭直火蒸留の余市、
石炭を燃やした後の煤煙には気を配っているようで、
除去装置を設置しているんだとか。
日本のウイスキーの歴史をざっと。
おもっきり他社(某S社)のことも書いてあるのが
何気にビックリしたりする。Sさんはこゆの、
絶対書かないもんね~
さて、これから体験です。ま、一度やってますが、
なかなかある機会じゃないので、楽しいもの。
あれ、貴賓室には・・・行かないの?
いきなりキルン塔に向かってしまいました。
これがピート(草炭・泥炭)ですね。
スモーキーの素であります。
おっと、今回はくべるのはなくって、
見るだけ・・・しゃーないな。
さて、今度はキルン塔の上にあがり、
モルトの乾燥工程を見学。あくまでデモ用で、
今は余市でやってるわけではないんだけど。
前もそうだったけど、頭打ちそう!
・・・そゆときのためのヘルメットですよ(笑)
真ん中にどさっと置いてありますが、
これを平均的に均して、敷き詰めて乾燥させてたわけ。
ある程度、発芽させたところで乾燥させ、
成長を止めるわけですな。
キルン塔を出る頃には、イイ感じで
わたし自身も燻製されてきました(笑)
こうしてできたモルトを粉砕機にかけて細かくした上で・・・
糖化槽(マッシュタン)に60℃ほどのお湯と一緒に
混ぜ合わせ、デンプンを麦芽糖に変えていきますよ。
お湯は1日三度注入し、最後に使ったお湯は
翌日の糖化工程でもう一度使うそう。
機械がコネコネしたあとの残り。
その先の発酵槽では、一番麦汁とこれを発酵させて
つくる醪(もろみ)の試飲。いや・・・
これ前回味わってみて・・美味しくないんだけど(笑)
絶対飲まなきゃダメ?
こういった発酵槽がいくつも並び、
先ほどの麦汁と酵母菌を混ぜて、発酵していきます。
最初のほうはボコボコ泡だって来て、
やがて糖分が少なくなると、動きが静かに。
放っておくと、麦汁の糖分がアルコールに変わる
化学変化の過程で熱が生じ、温度が上がっていき・・
そのままだと、酵母菌の活動が低下してしまうので、
最高温度33℃に設定し、それを超えないように、
調整されているんですね。
さて、本日のメインイベントその1。
余市ならではの石炭直火蒸留のお手伝い。
釜に石炭を投げ込みます。前回釜の前にボロボロこぼす、
という失態を演じただけに、リベンジしなくちゃ。
まずは、職人さんのお手本。
職人さんと違ってさして腕力もないくせに、
いっぱいスコップに石炭を載せたのが、
前回の敗因だな、今回は少なめに・・・
よっしゃ、今回はうまくいきました。やれやれ。
燃え盛る炎が発酵して数%のアルコールの
もろみから蒸留されていき、2度の蒸留を経て、
60度以上のウイスキー原酒(ニューポット)が
生まれるわけなんですよね。
お、蒸留釜の上下で銅の色が違いますね。
上のほうが直に気化したアルコールが当たって、
薄くなりやすいらしく、別々に取り替えるんだそう。
このあと、糖化槽にもどって機械がコネコネした
残りのお掃除に向かいます。が、写真ブレブレで・・・
割愛させていただきます。前回のでお許しを。
ここで今日の体験は終了。待合室でちょっと休憩。
こんなところに飾っておくなら・・・
一口おくんなさいよぉ。余市1987。
まだ1日目なんですが、いい加減長過ぎなので、
一旦、切りますねぇ。
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コメント
まいどー ウイスキーオヤジです。
5月のマイウイスキーは落選しましたが、とりあえず14日には余市に行きます。(原酒の購入が最大ミッションです)。ところで今回のマイウイスキーは貴賓室の見学はなかったのでしょうか?
投稿: ウイスキーオヤジ | 2010.05.05 06:55
nikko81です。
●ウイスキーオヤジさん
あらら・・・落選でしたか。ひょっとしたら、
キャンセル待ちがあるかもしれませんから、
直前にお問い合わせされてはいかがでしょうか?
そう、今回は貴賓室の見学がなかったのです・・
ちょっと残念でした。お天気もよかったのに。
投稿: nikko81 | 2010.05.05 14:53