CP+ 2010。
さて、先週。まずはカメラのイベント「CP+」。
昨年はビックサイトで「PIE」という名前でしたが、
今年は会場をパシフィコ横浜に移して。
実は、パシフィコ横浜に程近い「万葉の湯」が
けっこう好きで(ちょっと高いけど)、
早めに上がって一旦家に帰って、仙台に行く準備して、
温泉つかって朝から直行!と思ったんだけど・・・
時間的にムリだった(笑)
そんなにヘビーな撮り手ではないので、
レンズメーカーとか、機材の類はあまり見に行かず、
大手どころをくるくる…という感じ。
●FUJIFILM
前回PIEでは、参考出品だった3D映像を
撮影できるコンパクトデジカメ。
試作機の時には、3D感がキツ過ぎて、
くらくらしちゃいそうでしたが、その点は
ソフトに押さえられてる感じですね。
機能的にはほとんど同じかな。
左右にあるレンズで左目用・右目用の映像を撮影、
それを3Dとして見せる工夫がされてある。
面白いのは、3Dって複数の方式があるんだけど、
コンテンツとしては全部同じなんだとか。
だから、このカメラで撮った3D写真・映像は
プロジェクタ・モニタ・PCで異なる方式を取っていても、
全部対応してるんですね。ふむふむ。
なんだかよくわかりませんが、実際見ると
カメラでも3Dであることが分かるんですよね。
ボタン1つで2D⇔3D。てか、このボタン自体は
押しにくいよなぁ。
あと、デジタルフォトフレームだったり・・・
3D対応モニタ(テレビだっけか?)も。
こちらはnVIDIAのグラフィックボードを活用し、
右目向けの画像と左眼向けの画像とを高速に切り替えることで、
PC上で3D映像化させている。
モニタは120Hz駆動の倍速液晶以上なら、
どのモニタ・テレビでも問題ないとのこと。
Webカメラみたいな、こんな装置を装備。
シャッターグラス方式だからメガネ側も
電力が要るんだろうなぁ。
あと、3Dプリント。今でも申し込めばできるらしいが、
こういった端末を配置することでより多くのお店で、
3Dプリント対応ができるとのこと。
…技術的にはすごーいとは思うんだけどね。
あまり、写真を3D化することには興味が起きなかったりする。
テレビもやたらと3D!3D!って言ってるけど
(去年のCEATECとかまさにそう)
どうなんだかね、とちょっと醒めた目線を送ってしまう。
その他、PINEPIX HS10の動体キャンセル機能。
1回のシャッターで5枚の画像を連写し、わずかな差分から
動きのあるものを消去した映像を撮影。
人の多い観光地とかだと、どうしても人がわんさか
入りこんじゃうじゃない?
アレをきれいに消して、撮りたいものだけを
撮るということができるんですな。
なかなかコレはおもしろい機能。
動かないものはしっかり動かずに撮らないといけないから、
三脚は必須だろうねぇ。
デモではこんな感じで撮影。ちょっと小さいけど、
カメラの液晶の左脇になんか見えるでしょ?
これ、一輪車に乗った人の絵が風景の前を
うろうろーうろうろーしているわけよ。
で、撮ったのがこの写真。
見事に一輪車が消えておりまする。
現実そんなうまくいくんだっけ、というのはあるし、
コレがあるから買う決め手になるかというと、
そうでもないんだけど、すごく興味がわく機能でした。
●Panasonic
LUMIXは、あんまりめぼしいものはないかも。
新しく出たモノとしては、DMC-G1の後継機種である、
DMC-G2が出ているくらいかな?
タッチパネル液晶でタッチすることで
フォーカスしたりだとか、超解像技術が新しいトコ?
ま、でもマイナーエンハンスだよね。
どっちかというと、GF1のほうが気になってます。
てか、ずっと前から。勢いで買っちゃっても
いいくらいなんですが、LOOX Uを買った後なので・・・
新色のシルバー。適度にメカっぽい感じの
カラーがいい感じです。ってわたしにはイイですが、
女性受けしなくないんじゃ?という気も。
こういうピンクピンクした色も用意してあったりはするけど、
そもそもの発想として、G2発表時の記事とかを見ると、
F1層よりもF2層あたりを狙ってるフシもあって、
意図的なこと、かもしれませんがね。
コレも目新しくないけど、タフスリムFT2。
そういうシーンで撮るんだっけ?
といわれるとアレなんだが、とりあえず
防水・防塵・耐低温を1台持っときたいな
という気はしています。
●SONY
ソニーもついにマイクロフォーサーズ規格の
マイクロ一眼に参入する様子。
でもとりあえず、カタチと重さが分かる
モックアップともいえない粘土造り(笑)
みたいなのしか、触ることはできず。
遠くのほうで、着色したモックアップ。
なんかLUMIXみたいですけど?
結局、どんなものはよく分からんかった。
いずれ発表になるんだろう。
●OLYMPUS
やっぱり、PEN Lite(E-PL1)ですね。
このレンジのカメラが気になると、必然的に視界に
入ってくるカメラです。
個人的にはどうしてもブラック系を好むのですが、
このボディに合うのはやっぱりホワイトだな、
と思わせる柔和なデザインが特徴的。
特に手をかけるところのベージュが、
いいアクセントになっています。
とりあえず、ピンクにしとけっちゅーんじゃなくて
ホントに女性の方がデザインしたんじゃ?
というそこはかとない女性らしさを感じます。
だから、逆にブラックが違和感あるんだよなー。
そんなことないです?
説明してくださったコンパニオンさんは、
ご自分でEP-1をお持ちだとか。
これがあるのが分かったら、絶対コレ買うのにーって(笑)
たいてい間際で詰め込んだであろう知識で
説明されることが多いんだけど、
ホントに写真が好きで、自分のことばで
説明してくれていたのが、とても感じよかったです。
あと、実際に買ったオレンジスカイさんが
おっしゃっているように、背景をぼかす、
明るさを調節する、とかとかが非常に分かりやすい。
専門用語を使わなくても、ちょいちょいって
カンタンに調節できます。
こちらのページで擬似的に体験することが可能!
よくできたカメラだなーと思います。ユニバーサルデザイン。
操作系に関してはすごく保守的なわたし。
一回慣れた操作系から違うのに移るのにとても困るのですが、
これだったらイイかな?とちょっと思わせます。
●Nikon
すいませんっ!カメラの写真がないのですが(汗)
奥のほうで皆さん、熱心にレッスンを受けてられましたよ。
このblogに来てくださる方々にも多いですが、
カメラ好きな女性はホント多いんですねぇ・・・
この参加者の方々、わたしなんぞよりも
カメラの知識お持ちだと思います。
●日本カメラ博物館
日本カメラ博物館からも出展。
昔の珍しかったり、変わったカメラが一同に展示!
その中からいくつかをピックアップ。
1957年製のミノルタ16。
電子回路を持たないカメラだそう。
重さは約150gというから、ちょっと重めの
ケータイくらいの重量。
この当時からこの重さのカメラがあって、
なおかつカラバリがあったということにオドロキ。
なんたって「ちょっとしゃれたアクセサリーに!」
ですからね。感心しちゃいます。
ざっとググッたところ当時の販売価格が約4,000円。
日銀のこちらのページを参照すると、
2008年度の消費者物価は、1957年度の約5.8倍。
ということは・・・約23,000円。
あれ?けっこうリーズナブル?
買えなくはない金額だったりする??
こちらはリコーのゴールデンステキー。
主にアメリカへの輸出用だったようですが、
それなりの機能はありつつ、デザインは35mmカメラっぽく、
そしてあまりに小さい・・・のがかわいらしく、
けっこう人気だったようです。
超特殊な全天カメラ。学術用や気象観測用。
どんな画が撮れるんだろう??
ソルントン=ピッカード 射撃カメラ MarkIII。
なんとも物々しい名前だけど、第1次大戦期にイギリス空軍が
利用した射撃訓練用のカメラ。
引き金を引くと目標物を撮影し、ターゲットが
キッチリ映せるように訓練するわけね。
二眼レフカメラ。これって、博物館以外じゃ
なかなか見れない代物。
ウチにあるミノルタSRT-101とちょっと違うけど・・・
それより約8年前に発売されたミノルタSR2。
古いものは見てるだけでも、楽しいね。
そこまでカメラ好きじゃないんだけど・・・
要は古いもの好きってことか!?
●その他
その他いろいろ。薄っぺらいお姉さん。
CEATEC以来の登場かな?
取り込んだ写真を自動的に絵みたいに徐々に変換して
動きをつけてくれるフォトフレーム from CASIO。
まぁ、フォトショップでも使えば、
簡単にできちゃうんでしょうけど、入れておくだけで
こういう動きをするのは、デジタルフォトフレームの
新たな位置づけとしてアリかもなーっと。
と、今回はこんなくらいでしょうか。
展示会としては小ぶりなほうで、4時間そこそこで
行きたいところは全部回れました。
コレくらいが疲れなくていいかな・・・
CEATECとかデザフェスとか、歩き過ぎて
ふらふらになるもの・・・
blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
| 固定リンク
「イベントレポート」カテゴリの記事
- 去年の今頃はシリーズ(8-2) 講演:恵林寺講座 平山優先生に聞く武田信玄公 品第一(2017.03.16)
- 去年の今頃はシリーズ(8-1) 講演:恵林寺講座 平山優先生に聞く武田信玄公 品第一(2017.03.16)
- 講演:第86期「歴史文化教室」 武田勝頼の滅亡と景徳院 … 景徳院 武田勝頼・信勝・北条夫人供養塔の研究成果(2017.03.11)
- 「作曲家 植松伸夫の創作の軌跡」(2017.03.06)
- 講演:日本の木造建築技術の至高・江戸城天守復元(2017.03.06)
コメント
こんにちは!
オーッこんな様子だったのですね。女性もたくさん居たようですね。カメラの展示も女性向けのような可愛いところもあったりするんですね。
投稿: オレンジスカイ | 2010.03.23 14:25
nikko81です。
●オレンジスカイさん
カメラのイベントといっても、
ずいぶんと参加者の構成が変わったな、
と思わせられました。
試し撮りの対象も、かわいらしい雑貨が
多かったりとか、ファッションショーを
やっていたりだとか、女性を意識した
展示や見せ方が目立ちましたね。
投稿: nikko81 | 2010.03.25 07:47