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余市1989テイスティング。

今年もやってきました、ヴィンテージ余市の試飲。

昨年は、マイウイスキーづくりに参加し、
その流れで、1988のテイスティングにも…
ウイスキーツナガリが広がったきっかけでもありました。

ということで、もちろん今年も参加です。
会場は、いつもの通りNikka Blender's Bar

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竹鶴35年のテイスティングでは、あっちゅー間に
カウンター席がなくなったので、今回は速攻で申し込み(笑)
今回は、カウンターのド真ん中を確保。

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赤めの照明のため、チョットわかりにくいけど、
1987に近い、臙脂色に近いラベル。

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もちろん、プレゼンターはチーフブレンダーの久光哲司さん。
竹鶴35年の際も体調思わしくなく、
東大のセミナーも体調を崩して欠席されていたのですが、
無事、回復されててよかったです。

P1130707

その久光さんから、今年のヴィンテージのコンセプト。
1989年は、酒税法改正の年だったそう。
それまで、ウイスキーは特級・一級・二級に分かれ、
級別に税率が異なっていたのが、一律に。

特級は安くなったのだけど、晩酌の定番の二級が
かなり値上がりしたんだそうで…
ウイスキー消費量が落ちていくきっかけ
になったのかもしれませんねぇ…

そして、2009年。サントリーの角ハイ攻勢もあってか、
消費量が前年を上回り、ウイスキーの復権が見えてきた…

ということで、今年のキーワードは再生と復活。

ウイスキー樽にもいろいろあって、
他の酒の空き樽を使う、シェリー樽、バーボン樽、
新しく樽を作って寝かせる新樽があるが、
そのほかにも、一度ウイスキーを寝かせた樽を
火であぶって焦がし(リチャー)、再度熟成に使う、
活性樽というのもあって。

復活ということをかけて、この活性樽を中心に
仕上げたのが、今年のヴィンテージ。

ラベルにもこう書いてあります。

Single malt Yoichi 1989 is made from four different types of malt whiskies, distilled at Nikka Whisky Yoichi Distillery in 1989. Re-charred cask, new cask, and sherry butt are used for maturation. Light and heavy peated malt whiskies filled in re-charred casks add character to this single malt.

活性樽(re-charred cask)もピート香の穏やかなのと
強いのを組み合わせ、余市らしい活力や
元気さを表現したとのこと。

頂いてみると、昨年の1988からかなり変わったな、
というのが、第一印象でしたね。

1987、1987non-chill、1988と方向性の違いこそあれ、
すごく濃密かつ余市らしい個性が凝縮されている感じでしたが、
今回は随分ライトな感じ。これが、活性樽を主体にした
というところが出てるんでしょうな。

はじめこそ、レーズン感のある甘い香りがしますが、
じきにやさしく、柔らかい感じの甘さに。

しかし、バックにピート香がしっかり控え、
やはり余市モルトであることを主張していますね。
味わいには甘さが長く続かず、ドライな感じ。

シロップのようなスイーツ的な軽めの甘さが、
フワっと来てスッと抜ける感じでしょうか。
(こういう擬音語表現が多いのが、大阪人^^;)

抜けた後で、軽くソルティな感じがします。
そんなに猛アピールする感じではなく、
余市川でほんのりと潮の香りを感じた、あの感覚かも。

あまりに違うので、1988もオーダーし比較。
普段は、自分でボトルを持っているので、
1988はオーダーすることはないのですがね…
違いが歴然で、逆にその違いを愉しむのもまた一興。

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1989年ってどんな年?という久光さんのお話を
聞きながら飲んでいると、消費税の導入の年だったり、
ベルリンの壁が崩壊した年だったとかで。

そういや、1989年は平成元年。
今上陛下が即位された年でもありますね。

そのほか、当時は表計算に当たるソフトが
動きが遅くて…なんて話も。

酒税法改定で、当時価格表の改定をその当時の
ソフトで久光さんご自身がやってられたそうで、
なんかやるたびに10分とか(笑)という、
苦労話も飛び出したりなんかして。

常連さんの中には、博物館入りしてもいいような、
レアボトルをお持ちになる人もいました。
1962年発売当初のスーパーニッカ。

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今年、スーパーニッカがリニューアルされた際の
ニッカのページもあるように、

|大卒初任給が1万7000円だった当時、3000円という高価格。
|中身だけでなくボトルにも凝っていた。生産量は年に1000本程度

というもの。どのような人が当時手にしたのだろうか?

2009年3月卒の大卒平均初任給が、約208,000円。
とすると、現在の価格だと約36,700円!
単純に比例計算できるわけではないだろうが、
すごいプレミアムウイスキーだったんでしょうねぇ。

コルク栓のほかに別にガラス栓もついていて、
デキャンタとしても、つかえる一級品。
しかも、ボトルも手作りですよ。

ガラス栓とボトルには、番号が振られてます。
手作りのため、異なる番号では嵌らなかったのかも。

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次回には、わたしも九州の陶器ボトルとか、
もって行きましょうかねぇ。

自分じゃ飲んでないけど、シングルカフェモルト。
もう終売だけど、味わいだけではなく
ボトルデザイン好きなもののひとつでもあります。

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最近は、自分のボトルはもったいなくて、
全然飲めません(笑)

いつものごとく、常連さん(わたしもそうなりつつある?)が
一杯いらっしゃり、楽しく過ごせました。

また、宮城峡1989もあるのかな?
あるんだろうね?

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コメント

あー!!!

もう飲まれたんですねー!いいなー!
フムフム、濃厚なイメージでは無いんですかー。
フワッとスッとソルティに旨そうです。

そしてスーパーニッカ手吹きボトルも飲んだんですかー!?
うわぁ!!!

おっと。あまりにうらやましくて取り乱してしまいました。
宮城峡1989も楽しみですね!

投稿: じー | 2009.11.16 17:44

nikko81です。

●じーさん

まー、素人の感覚論ですからね。
どれだけアテになるかは保証できかねますが(笑)

スーパーニッカの初代ボトル、ボトルだけです。
中身はございませんよ…お間違えなく。

宮城峡1989も、またテイスティングに行きたいです。

投稿: nikko81 | 2009.11.16 19:49

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