いきなり京都~ブロガーイベント真っ只中編。
で、イベントなのですが、有料試飲はナシ。
あとでしっかり飲めるので、ここはガマン(笑)
まずは工場見学に向かいますよー。
基本的に山崎蒸留所でやっているハイボール講座に
準じた内容なのだが、宮本工場長が参加されたりなど、
スペシャルな内容なのです!
(ちがうとこは、最後にまとめます)
創業時のポットスチルを前にして、スタート!
施設に入る前には手の消毒。
例の新型インフルエンザが出てから、
関西に帰ってなかったので、
今、関西にいるんだということを
こういうところで感じたり。
最初は、仕込槽。
発酵槽。
もう山崎だけではなく、白州ほか蒸留所には
何度となく訪れているので、もう何度目?
という感じですが、わくわくする感じは変わらないですね。
いつもと大きく違うのが、ポットスチルの見学。
ガラス越しの見学が普通と思うのですが、
特別に蒸し暑い中に入って、見学できるのですー!
当然、蒸留しているわけで、直火蒸留の釜だと、
1,200℃にも達するそうで、暑いこと暑いこと…
ですが、そこはブロガー。そんなのはお構いなしで
バシバシ撮っていきます(笑)
ポットスチルは入口から向かって左が初溜釜、
右が再溜釜で、向かい合った釜がセット。
それぞれのセットの釜は違っていて、
こうした「つくりわけ」は日本の蒸留所の特徴。
真ん中にふくらみのあるタイプはすっきり、
すっとシャープなカタチは力強い香味、
と特徴が分かれるのだけど、基本は同じタイプで、
初溜・再溜をするのがいいみたい。
でき立てのニューポットがどばどば出てます!
そのニューポット。やはり、香味は深いですが、
荒削りな印象ですね。
続いて、貯蔵庫。蒸留所でここの香りが
一番いいですよね。
天使の分け前、Angel's shareの例。
5年と12年だったかな?
こうしてみると、天使は随分と酒飲みなのがわかるね(笑)
チャーした樽の中。白州ではリチャー後の香りに
気をとられて中がどうなってるのかに
気が回らなかったけど。
創業時に樽詰めされた第1号樽。当時のウイスキーは
放っておくと、酒飲み天使がカラにしちゃうので、
瓶で密封して保存しているそうな。
むしろ、樽を壊さないために別のウイスキーをつめて、
樽を保存しているのだそうですよ。
これ、言ってもらわないと分からないメモ。
樽の種別と樽詰回数を示してるらしい。
「和」=ミズナラ、正の字で3回目の樽詰めの意。
おっ!と思ったのがグレーンウイスキーの貯蔵。
知多蒸留所のものを山崎でも熟成させてるんですねー。
貯蔵庫を出ると、山崎の仕込水。
千利休が茶室・待庵を構えた名水の地だけに、
水の美しさは格別。
これ、紅葉の頃だと格別なんでしょうねぇ。
京都市内ばっかり行かず、山崎というのもいいかな?
椎尾神社。ここの鳥居がローヤルのボトルの
元になってるんでしたよね。
こういういかにも工場!という施設も
なかなか好きなんですが、宮本工場長になぜそんなのを
撮ってるんですか?と不思議がられ。
食品工場なので、やっぱりキレイにしておきたい!
というのが宮本工場長の想いだそうですがね。
そのツナガリ?で、ファクトリーショップのIN THE BARREL。
1926年ごろの年代モノの建物と教えていただき。
近代化産業遺産群にも登録されているのですねー。
元は瓶詰め工場だったとか。
さて、ここからはすごいハイボールづくりに、
ブラインドティスティング、と続きます。
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イベント、お疲れ様でした。
ブログにも来訪いただきありがとうございます。
丁寧なリポートと、綺麗な写真、とても参考になります。
やはり同じ解像度でも、カメラや撮り方によって写真の味わいって変わるものなのですね。
樽の木の質感や、水の透明感、ポットスチルの輝き、とてもリアルな雰囲気が出ていて凄いです。
それに、全然気付かなかった知多グレーンの樽にも目を配られているあたり、さすがと感じました。
また、どこかのイベントでお会いできる事を楽しみにしています。
投稿: 岡電 | 2009.07.13 07:46
nikko81です。
●岡電さん
コメント、ありがとうございます。
お褒めのことば、とてもうれしいです。
これでも、コンパクトデジカメなのですが、
一眼っぽい撮り方もできたりして、
なかなか面白いです。
知多グレーンはけっこうびっくりです。
白州とかにもあるんでしょうね?
樽のデザインがかっこいいなーと思いました。
また、どこかのイベントでご一緒できるといいですね。
投稿: nikko81 | 2009.07.14 23:32