« 上野三昧 その1。 | トップページ | 上野三昧 その3。 »

上野三昧 その2。

さて、お次は国宝・阿修羅展。
あんだんごさんの記事を見て、
行こうかなー、どうしようかなーと思ってたら、
行きたいというひとがいたので。

実はどっちかというと、行こうというひとが
いたから行ったのに、もう会場ではどっぷりと
阿修羅像の魅力にとりつかれたのでした(笑)

もともとは興福寺の創建1,300年の記念と
約300年ぶりに中金堂が再建される
という復元事業の一環。

いろいろと小物も展示されていて、
入り口のほうでは相当だんごになっているのですが、
よほどそれらに興味がない限り、ささーっとみて
メインの八部衆・十大弟子像に向かったほうが…

うん、阿修羅に行く前のところですでに
見ごたえ充分でした。すごい!

八部衆とは、古代インドの神々が仏教に
取り入れられ、仏教の守護神となったもの。
阿修羅もそのひとつなんですね。
それぞれがどこか異国を髣髴とさせる顔つき。

乾闥婆(けんだつば)とか、獣の被り物にみえ、
その表情もあいまって、どことなくかわいらしい。
あと、緊那羅(きんなら)が朝青龍にみえて
仕方がなかったんだけど(笑)

いくつか腕が欠損している像があるが、
これ、興福寺が焼き討ちや火災のたびに持ち出され、
10回の災厄に焼失したものらしい。

一方、釈迦に随ったとされる十人の高弟が
十大弟子のうちの六人の像が現存。

こちらはいずれも僧の姿だが、澄ました顔を
したものもおれば、物悲しい顔をつきをする者、
優しく語りかけようとする者、
何か強く諭そうとするもの、さまざま。

すごく表情が豊かで、見ていて飽きない。
ガラス越しではなく、直接拝見できたのも大きいな。

さて、いよいよお待ちかねの阿修羅。

阿修羅だけは、別の部屋に展示されていて、
周りを一周、ぐるぐる動いている人の群れに混じり
一箇所に固まらないように、少しずつ動きながら。

もうええわー(いや大阪弁はしゃべってない)と
あきらめて列を抜ける人もいたが、
ここが我慢のしどころ、ゆっくりと人の抜けるのを
待ちながら、前列を確保しましょう!

で、阿修羅とは何ぞや?ということでWikiを…
元は、インドの神・アスラ。

今でも争いの場を修羅場、なんていったりするが、
阿修羅は常に戦う戦闘神。元は正義の神だったが、
娘を帝釈天に嫁がせようと思っていたのに、
力ずくで奪われたことに怒り、力を司る神・帝釈天に
戦いを挑み続けたという。

力に勝る帝釈天に勝てるはずもないのに、
また、娘が正式に夫人になってるのに、
争いをやめず、正義も拘りすぎると悪となり、
狂ったように戦い続けるバーサーカーに
なってしまったのだそうだ。

という予備知識を持ってみてみると…

とても戦闘神という雰囲気を感じられず、
むしろ、女性に近いような体つき。顔も小顔だし。

三面ある顔は、どれも澄ました顔であるものの、
正面の顔は眉を歪め、むかって左の顔は
唇を噛み締め、右の顔は遠くを見つめる…
何かを内に抱え込んでるような、そんな気がする。

また後方から見ると、左右の顔が六本の腕のうち、
空に突き出している二本の腕をしっかりと
見据えているようにも見えてくる。
(↓ポストカードより)

P1040667

正面から見た静の姿とは異なり、角度を変えると
舞を踊ているような躍動感があって、
とても複雑で神秘的な美しさを感じる。

ぜひとも正面からだけ見るのではなく、
阿修羅像を一周してすべての角度から見てみると、
すごく発見があると思いますね。

東京では、再来週の土日、6/7(日)まで。
そのあと、7月には福岡県太宰府市の
九州国立博物館で公開予定。
これ、並んでも見に行く価値大です!

P.S.
YASさんも行かれていたようで…
トラックバックしとこー。

|

« 上野三昧 その1。 | トップページ | 上野三昧 その3。 »

「イベントレポート」カテゴリの記事

コメント

昨晩妹から阿修羅展の話を聞いてまして。
おっ!コレのことかぁと。

再来週までなのですね。
なんとか行きたいです。

投稿: sora | 2009.05.27 12:53

nikko81です。

●soraさん

そう、これなんですよ。
ルーヴル美術館展よりは待ちません。

あれくらいなら、土日でもまだいいのでは?
と思いました。平日ならなおいいんでしょうけどね。

ぜひ、ご覧になることをオススメします。

投稿: nikko81 | 2009.05.28 12:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16856/45141949

この記事へのトラックバック一覧です: 上野三昧 その2。:

» 国宝 阿修羅展 東京国立博物館 平成館 [YASの湘南生活]
1ヶ月以上前になりますが、私がいろいろ悩んでいたときに、仕事でタイヘンお世話にな [続きを読む]

受信: 2009.05.27 01:33

« 上野三昧 その1。 | トップページ | 上野三昧 その3。 »