先々週のお出かけ~野沢温泉編。
さて、野沢温泉。
駅を降りると、見事な冬山。
さすがスキー場で有名なだけありますわな。
バスで15分ほどで温泉街へ。
長野五輪の際に一部会場になったためか、
長野市と同じく長野五輪のマンホール。
もちろん、野沢温泉らしいのも。
これ、野沢菜でしょうね。
泉質は硫黄泉。あたりには硫黄泉独特の香りが
立ち込めます。苦手な人もいるだろうけど、
あの香り、キライじゃありません。
いかにも、温泉だな!という感じがしますしね。
ここまできついとちょっと…ですが。
流れるのは温泉なんでしょうね。
硫黄分が析出して青白くなっています。
1件目に訪れたのは、河原湯。
残念ながら、清掃中でした。
それにしても湯屋がいい感じの建物。
珍しく調べていかないで、訪れたんだけど、
(時間つぶしくらいにしか考えてなかった)
こりゃ、いいものみたなーという感じ。
2件目は大湯。野沢温泉のシンボル的なところみたい。
ここも湯屋が櫓風のいい建物。
正面の唐破風がどっしりとした感じを出してますね。
側面から。周りの建物とぴったりしているので、
ちょっと雰囲気が合わない感じもするんだけどね…
でも、よくできた建物だと思います。
で、お湯なんですがね。
これがもう、熱いの何の。かなりの熱いのが
好みな方ですが、これは熱い!
あつ湯とぬる湯があるのですが、
ぬる湯で十分熱いです。あつ湯なんて
足を入れようとも思わないよ…
かなり混雑していたんですが、
あつ湯だけ誰も入らず…笑。
湯上りにちょっと散策。
ちょっと北へ上がり、湯澤神社と健命寺へ。
健命寺。なかなか年季の入った門。
奥にさらに山門が控えています。
看板を読むと、ちょうど戦国時代(1574年)に
かの「天地人」で上杉景勝・直江兼続が幼い頃学んでいた
雲洞庵から僧を呼んで、開山されたとのこと。
また、野沢温泉といえば野沢菜なわけですが、
その野沢菜はこの健命寺が発祥なんだそうです。
野沢菜発祥の地の碑。
江戸時代、第八代住職の晃天園瑞が京都を
訪れた際に、大阪・天王寺の天王寺蕪(かぶ)を
持ち帰ったのが最初。
野沢温泉の気候では、蕪はよくは育たず、
葉や茎ばかり成長したのをうまく使ったのが野沢菜、
というわけなんだなぁ。ふむふむ、また雑学+1。
さて、山門に向かって歩みを進めようとしたら。
山門前に雪が固まってる!行けるかな…
左手には、薬師堂。これも当時の建物でしょう。
古建築好きにとっては、興奮ポイント。
で、山門前の雪。雪のかたまりに靴で穴を深く開け、
そこを足場に何とか上がることができました。ふぅ。
山門には、野沢菜原種がこの境内に、
という看板。でも、野沢菜原種「ほ」って何よ?
さては誰か、「は」にいたずら書きしたか?
いやいや、そうではなく漢字を当てると
原種圃、つまり農家が利用する種子を生産するための
原種子をつくる農場のことなんですね。
もう…「ほ」って漢字で書かないから、
その場で意味わからんやん!
脱線しますが、むやみに漢字をひらがなにするの、
すごくキライです。やたらとひらがな化するの反対!
で、山門奥の本堂ですが…雪に囲まれて近づけません…
雪、どうにかしてよ(笑)
本堂は詳しく見れませんでしたが、
薬師堂がこれ、すばらしいのですよ。
一部だけ木が赤いのは、新しい木材なんでしょうかね?
それとも材質が違うのか?
いずれにしても、特に彩色がないように見える中で、
デザイン上のアクセントになっているな。
あと、彫刻もなかなか。獅子。
龍。
鳳凰。
そのまま隣の湯澤神社へ。こちらも
彫刻がすごかったなぁ…同時期に造られたんだろうね。
湯澤神社から下へ降り。鳥居。
地図を手に、さらに北へ。麻釜(おがま)が見えてきます。
これ、70℃~90℃もの高温の湯が湧き出て、
昔から山菜などの茹物に使われてきたそう。
これがその茹釜。これでゆでるとちょっと
硫黄の風味とかするんだろうか?
こっからさらに北へ向かうと、滝の湯。
これ、けっこう穴場な湯屋で大湯はあれほど、
混雑していたのに、ここは誰もいませんでしたよ。
誰もいないので、湯船撮っとこ。
奥から出る湯は78度の超高温。
ためしに触ると…あつぅぅぅて当然(笑)
これ、大湯でもありましたが、湯もみ板。
湯もみというと、草津温泉をイメージしますが、
こちらも負けず劣らずの高温だしね。
湯屋はこんな吹き抜け構造。
湯けむりが湯屋の上からふわふわしてるのは、
こういうつくりだからなんだねぇ。
さて、2回も入るともう体が熱い熱い。
まだいくつか、外湯をみてきましたが、見るだけ。
次は、発祥の湯という熊の手洗湯や…
一番大きな湯屋がある中尾の湯あたりに
行ってみたいな、という気がします。
で、いい忘れましたが、外湯ってすべて
完全無料なんですわ。ありがたや、ありがたや。
あと気になったのが、外国人の多さ。
バスにも英語の注意書きがあったり、
運転手さんが軽い英語をしゃべってました。すごい!
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コメント
野沢温泉行ったことあります。
随分前にスキーで。
湯船の写真を見てココ入ったなぁと。
当時、着替える場所と湯船が区切られてなくて
あと鍵がなくてどうすりゃいいのかと
アタフタした記憶があります。
懐かしいな。
投稿: sora | 2009.03.02 12:52
nikko81です。
●soraさん
遅くなりました。
今でも着替える場所と湯船って、
区切られていませんでしたよ。
あと鍵は小さな貴重品入れだけがあり、
そこについてました。
投稿: nikko81 | 2009.03.03 22:53