さて、いよいよ最終日。
温泉津から西へ向かい、萩城へ。
ちょっと早起きして、もう一度温泉へ。
前日は、元湯を堪能。
かなり熱い湯が好きなほうだが、これは熱い!
薬師湯のほうは、まだましだったが、
これもかなり熱め。源泉そのものが熱いんだろう。

湯そのものは、なかなかいい感じ。
鉄分の匂いと塩気のある泉質。
硫黄もいいが、鉄分を含んだ湯もいい。
温泉、って感じがするもんね。
上がってしばらくすると、すべすべする感じは心地いいが、
湯上りさっぱり…という感じではなく、
しばらく涼まないと、暑い…という感じ。
塩化物泉は、湯上りも暖かさが持続するので、
冬にもう一度来たい感じですね。
ということで、薬師湯の屋上で涼み。
赤い瓦が続く町並み。

右手を眺めると、現地からアップした眺め。
薬師湯の旧館のシルエットが幻想的。

シルエットで見えていた旧館。
和洋折衷な感じですかね。

屋根はやっぱり、日本的ですね!

さて、お世話になった長命館に挨拶し、
ゆったり歩いて、温泉津駅へ。
民家の瓦だけど、波をかたどったような飾り瓦。

こちらは、立派な鯱。

立派だと思ったら、それもそのはず、
毛利元就に奉行に任命された家柄だそう。
さすが、広い屋敷が立ち並んでます。

おっと、忘れずにマンホールも。
何を運ぶ船かな?やっぱり、銀?

アサガオ。なんかアサガオって、
夏休みってイメージがあるよなぁ…そんなことない?

…なんですか、そんなににらまなくても。
あなたの朝ごはんを盗ったりしませんってば。

古きよき駄洒落、ですかね。
ほんとに鯉がいっぱい来たりして。

さて、いろいろ寄り道したけど、
温泉津から益田を経由して、東萩駅へ。
萩城にはコチラが近いのです。
まずは、しっかりマンホールをゲット。
特産品の夏みかんと武家屋敷の土塀でしょうかね。

萩城址へは、駅から一路西へ。
途中、寺町を通っていきます。

この瓦、なんて書いてんだろう…読めん。

駐車場にある歴史がありそうな門。
特に解説もなく、ぽつーーーんとしてますが。

城郭風のホテル。千春楽。
ちょっと微妙。ビルか城かはっきりして欲しい感じ(笑)

右手に海が見えてきたら、ここから萩城址。
萩八景を舟で見て回れる遊覧船も、ここから乗れる。
でも、わたしはまず萩城ですから。

来ました!萩城天守台です。
天気もよく、視界が開けていて、清々しい。

ここだけ見ると、平地に築城した平城。
海に近いからか、海城に分類する人もいるそう。
往時はこうだったわけですよね…
何度も見ている石州瓦を重ねてイメージ。
小ぶりだけど、華やかだったろうな。

学研の本のCGだと、ちょうど赤瓦の萩城が
載ってるんだけどね。なんか絶版みたい…
古本で4,500円とかありえないんですけどorz
天守台に近づく。けっこう急勾配。
熊本城の武者返しほどではないけど。

「萩城天守閣跡」の標柱が斜めになってるのが、
なんともさびしい限り…

奥には志都岐山神社。祭神はもちろん、
元就や輝元といった歴代の毛利家当主。

裏手に回ると、戦時の立て籠もり用、
いわゆる、詰めの城がある指月山へ。

標高145mとはいえ、けっこう登山道が急。
調子よくちゃっちゃか早足で駆け上がていくと、
とちゅうで息が切れた…油断してました。
20分ほどで頂上到着。萩城詰丸跡。

この土塀は往時のものであるような。
しかし、落書きが多く見るも無残。修復してよ。。

詰丸もしっかり石垣が積まれてます。
しかし、山城に石垣作るのって、絶対大変だよなぁ。
普通に上ってきただけでも、きつかったのに、
石を運んでなんて…unbelievable!

あまり、上場で長居するつもりはなかったのだが、
休憩しないと動けなかったので、しばし滞在。
ようやく息を整えて、下山する頃には城址に着いて、
1時間半も経過していて。思った以上に長居。
大手門跡付近には、毛利輝元像。
比較的新しいモノのよう。
ま、いきさつはどうあれ、萩開府の祖ですからね。

さっと、史料館を見たあとで、旧厚狭毛利家の長屋へ。

別にこの長屋が見たかったわけではなく、
中に、萩城の全体模型があるから。
往時の全体像はこんな感じ。

山城部分と平城部分が対照的ですねぇ。
こうしてみると、天守の位置がすごく低いような。
山城+平城の場合、天守は山城のほうに
あったりする場合もあるから、
それなりの規模の天守が低い位置にあると、
けっこう目立っただろうと想像できる。
天守部分拡大。先ほどの古写真でも分かるが、
本丸に入る橋からバッチリ見えただろうね。
天守復元したら見栄えいいのにな(しつこい)。

ここで、エネルギー補給。
同じ山口とはいえ、下関までずいぶん遠いが、
ふぐのから揚げ定食。

まだ、これからガシガシ歩くので、
飲みはしなかったが、萩の地ビール。
ちょんまげってどんなネーミング??

あとは、東萩駅方面へ、いろんなものを見ながら、
ゆったりと歩いて、戻っていく。
萩のユースホステル。これも城っぽいが中途半端(笑)

天樹院墓所。毛利輝元・輝元夫人の墓所。
もとは寺院があったそうだが、明治初年に廃寺。
墓所だけが残っている。

拝観料が要るんだけど…20円って!
みみっちいな、毛利さん!
てか、今10円玉持ってないし!

ということで、気前よく200円入れてきました。
どうだ、まいったか、はっはっは。
通りには萩名産の夏みかんが何気なく生っていました。
育てているものか、自生なのかは不明。

しかし、特に建物が残っていなくても、
石垣があるだけで、なんか画になるよなぁ。

おっとぉ、ここでも見つけましたよ!
大黒様の顔入り瓦。けっこうあるものなんだろうか?

ほかにも龍がいたり。
なんだかコミカルな龍だな~

いくつか現存建造物が残っているけど、
この旧益田家物見矢倉が、一番よかったな。

ちょっと時間があったので、萩博物館へも。
脇には、櫓が復元。なんかありきたりなフォルムで、
うーーん、という感じ。

展示内容も、幕末Loversには興味津々でも、
城マニア&戦国好きにとっては、見所薄。
萩城天守の別アングルの写真があったのがよかったかな。
あと、普通は萩といえば、高杉晋作とかが
ヒーローなわけだけど、高杉家の家紋が
武田菱だったのが…意外。
ググって見ると、あぁなるほど。
甲斐武田の同族の安芸武田の流れを汲んでいるらしい。
高杉晋作というと、
おもしろき こともなきよを おもしろく
すみなすものは 心なりけり
の句がとてもいいですね。
この精神は、忘れずにいたいなぁ。
さて、ここで萩ともお別れ。
新山口行きのバスに乗る。
途中、夏みかん色のガードレールを激写。

なんか以前に、テレビで見たような気がしたんだよね。
新山口に着くまで、ずーーとガードレールはこの色でした。
って、新山口についてから、「しまった」と気づく。
東萩の駅前に、天守模型があるんだった!
あーん、見てねーや。
こんな感じらしいっす。
あんまり精巧ではなさそうだけど、この大きさの模型って、
珍しいとおもうんだよねぇ…失敗。
温泉津には、また行きたいなぁと思ったんで、
そのついでにでも、見に来ようかな、東萩に。
さて、長大になったが夏の旅は、これにて終了。
これからネタ記事のほうへ行きますが、
あまりに一気に更新しすぎなので、
徐々にアップするようにしますね~
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