ウイスキーを楽しむ旅、番外編1。
札幌に着いたあとは、すぐにホテルに向かう。
とりあえず、ウイスキーがめちゃめちゃ重いので、
(そりゃそうだ、4本も買ったんだから)
宅急便で発送することに。
まだ晩飯を食べるには、まだ時間があったので、
岩盤浴でも行って、腹を空かせておくか…と思ったのだが、
つぶれているところが多く、探しているうちに
けっこう時間が経ってしまって。
まず、マンホール。
北海道らしい鮭と時計台のデザイン。
市内の移動は地下鉄中心。
土日限定の1日乗車券、「ドニチカ」を購入。
# 気のせいか、ネーミングセンスが大阪っぽい…
# スルッとKANSAIみたいな(笑)
ちょっと札幌を歩き回って気になたモノを。
まず1つ目は、新聞・ダンボール・雑誌の回収を
コンビニでやっている、という広告。
セイコーマートにしても、スパーにしても、
北海道にしかないコンビニだけど、
24時間空いてるコンビニで回収してくれるのは、
遅くまで仕事をする人間にはありがたいこと。
ペットボトルとかも、やってくれるとうれしいかな。
てか、まず東京でもこういう取り組みないけど…
もうひとつは、東急デパート札幌店の横断幕。
中国語で書いてあるんだけど、それだけ中国からの
観光客が増えているんだろうな、と実感。
出歩きまわった末、スープカレーを頂くことに。
すすきの駅に程近い、すあげさん。
パリパリ知床鶏と野菜スープカレー+
まいたけ追加+チーズトッピング。
さらさらしているスープは、スパイスの効きよりも、
コクの深さが効いている感じ。美味い。
具材は串に刺さっているのが珍しいが、
食べやすくて、なかなかよいアイデア。
知床鶏はパリッとしていて、
ジューシーさが詰まった美味いチキン。
野菜は、店名にもあるとおり、素揚げしてあり、
ジャガイモとか野菜の甘みが感じされ、これまた好感触。
個人的には、まいたけがあるのがgood。
すでに1個入っているが、追加でオーダー。
ライスは、発芽ごはん。健康的!
あまり広い店内ではないですが、それなりに
回転率はよさそうだったので、待たずに食べられそう。
いわゆる超有名店もありますが、それらを差し置いても、
ここのスープカレーは行く価値はあると思いますよっ♪
さて、そのままバーのほうへ…と思ったんだが、
ケータイに控えておいた地図がどうも、
間違っているくさい…ということでけっこう迷い。
なんとかたどり着けましたけどね。
ドゥ・エルミタアジュ。
はじめに言いますが、たまたま検索してよさそう、
ということで行ったのですが、ちょーーー大正解でした!!
なんでも、すすきのでは有名なバーであるらしく、
ウイスキーの種類も実に豊富なようでした。
そして、最近バーに行ってないからかもしれないけど、
やはりバーテンダーさんはかっこいいなーと、
素直に思い直しましたね。うん。
最初は、オススメのモジート。
ミントが実に清涼で、夏にふさわしいカクテル。
次にメニューを見せてもらって、
ウイスキーベースのモンテカルロ。
カクテルの割りにけっこう強めな感じ。
ここで、生チョコを頂き、本格的にウイスキーへ。
まずはピートを楽しめるラフロイグをロックで。
せっかく北海道に来たのだから、ということで、
竹鶴の名を冠した、「竹鶴17年」をロック。
ここで、横に座った初老の男性と少し、
話し始めることに。
このバーの相当な常連らしく、バーテンダーさんとも
相当な顔見知りで、今日はいつもより遅いよね、
などとお話になっていた。
マイウイスキーづくりで余市に行っていたのですよ、
というところから、余市モルトについて話が弾む。
エピソードを交えながら、いかに本場で余市が
高く評価されているかをお聞きする。
名前を隠して、スコットランドに持っていくと、
まずジャパニーズウイスキーだとは、
思われないのだという。
ケータイのサイトで「私の履歴書」という、
ニッカの歴史が書かれたサイトを、
男性の解説付きで読みながら、竹鶴17年を飲んでいると、
こうなんだか、涙が出てくる。
この男性のススメで、次は
ワールド・ベスト・シングルモルトウイスキーに輝いた
シングルモルト余市1987年をストレートで。
蒸留所の方でさえ、ほとんど口にしていないのだそう。
1本20,000円の代物だが、購入するにも抽選で当たらないと、
購入できなかったらしい。
香りを楽しみ、少しずつ味わう。
もう、世界最高峰の栄誉を受けているかどうか、
そんなことはどうでもいい、ただこのウイスキーに
出会えた幸せを噛み締めるのみ、だった。
最後、このバーオリジナルの「マダム・リタ」という
カクテルで締める。この男性のおごりでいい、
という言葉に、甘えさせていただく。
余市モルトが好きな人を、他人だと思えなくて。
その方の言葉に、余市のモルトが地元で、
いかに愛されているか、そのことを肌で強く感じた。
さて、その「マダム・リタ」だが、
竹鶴夫人をイメージしたといい、
徐々に、竹鶴17年の香りが顔を出す、
変化を楽しめる一品だった。
お会計の際に、ここのマスターが本を出されている、と。
ぜひぜひ、ということで1冊買って帰る。
せっかくだから、ということで
マスターのサインも頂きましたよ。
本が気になる方は、コチラへ。
今回は、マスターとお話するというより、
その余市モルト好きの男性とのお話がメインだったが、
マスターは、物腰が柔らかく、お話も楽しそう。
ぜひ、次回また札幌に来たら、
このバーに行きたい。ほんと、いい時間だった。
っと、ほろ酔い加減で、ホテルに戻る。
明日も早起きして、飛行機に乗るまでにうろちょろ。
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おぉ。良いバーですね!
私が行ったのは SPAY R.というバーでした。
名前からしてウィスキー充実してそうだったので。
(充実してました。というか、しすぎ。)
nikko81さんは生粋のニッカ野郎なのですねー。
熱い熱い暑いレポートです!
スブスブのサントリー野郎の私が行くには勿体ないツアーだったのかなぁ(^^;)
投稿: まぐぽ | 2008.07.20 10:09
↑ズブズブの、って書いたつもりだったのに。
気が抜けたズブズブ具合…
投稿: まぐぽ | 2008.07.20 10:10
ステキな時間をバーですごされたようですね。
私も思わずほろっときちゃいそうです。
ステキな出会いに乾杯ですネ。
私もウイスキー飲んでみようかな?って気にさせられるエピソードです。
本場のスープカレー、知床鶏もおいしそう。
投稿: あやのすけ | 2008.07.20 21:41
nikko81です。
●まぐぽさん
お互い、ウイスキーが充実しているbarに
うまくたどりつけていたわけですね^^
|nikko81さんは生粋のニッカ野郎なのですねー。
|熱い熱い暑いレポートです!
まぁ、そうは言ってもSuntoryも飲みますし、
ニッカでないと、というわけではないのですが、
愛着があるのはニッカのほうですかね。
|スブスブのサントリー野郎の私が行くには
|勿体ないツアーだったのかなぁ(^^;)|
いや、ここまでのウイスキー好きなら、
ぜんっぜんOKでしょう!
●あやのすけさん
ホント、偶然とはいえ、とてもいい時間。
よいBarに、よいマスター、よいお客さん。
|ステキな出会いに乾杯ですネ。
まさに、そんな感じでした。
|本場のスープカレー、知床鶏もおいしそう。
知床鶏、スープカレーじゃなくても、
鶏そのものがとても美味しい。
焼き鳥とか、何にしても美味しいような気がします。
投稿: nikko81 | 2008.07.21 10:23
素敵なバー、素敵な出会い、憧れます。
nikko81さんがいろいろな街へ行かれた記事を読んでいると
日本中を旅したいなという気持ちになります。
僕も札幌、仙台、白州、山崎・・・行ってみたいです。
投稿: だい | 2009.08.19 10:29
nikko81です。
●だいさん
ホント、たまたまの出来事だったのですが、
こういうのがあるのがBARのいいところですね。
自分の樽を余市に見に行った際には
再訪したいと思っています。
旅は最近はこれでも控えめで以前は
もっとよく行っていました。
余市・宮城峡・山崎・白州・御殿場と制覇したので
秩父や駒ヶ根なども行きたいです。
投稿: nikko81 | 2009.08.19 22:53