台湾極小電脳譚~DAY1 その2~
さて、はじめはMicrosoftブース。
ミニノートが一箇所に集中しているので、
手始めにはいいかな、と。
●GIGABYTE
GIGABYTEのタブレットPCっぽい、Netbook。
なかなかよくできている。
液晶サイズは、8.9型で解像度も1,280×768ということで、
ほぼわたしのLOOX Pと同じ。
タブレットPCっぽく、画面が回転します。
安いもんだと思っていたら、意外と視野角も広く、
タブレットPCとしてのスペックは悪くない。
だけど、完全に画面を回転させて、ペン操作スタイルに
した場合、画面と本体がキッチリと閉まらずに、
ぐわんぐわんした感じなのが心配。
engadget japaneseの記事によると、
重さは1.2kgあるので、けっこうずっしり。
CPUは今話題のIntel Atomプロセッサで、
意外とマシンパワーはある気がします…が、
どの程度のパフォーマンスでどの程度の
バッテリ稼働時間なのか、そこがポイントだよね。
稼働時間は3~5時間くらいとのことで、
まだ前後する様子だけども、
実稼動では6掛けくらいになるだろうから、
3時間ギリギリもつかどうか…というところかな。
少なくとも、Core 2 Duoあたりが載っている
モバイルPCとの差はそこに出てくるんだろうな…
ウチのLOOX PはバッテリLで6時間以上は実稼動するので。
●HP
先だって、日本の発売がちょっと延期になった、
HP 2133 Mini-Note PCだけど、
ちょっとお先に現物をチェックしてきましたっ♪
確かに他とは一線を画す、高級なデザイン。
こりゃ、注目を集めるわけですよ。
こちらももしや…と思ってみてみましたが、
そんなに悪い液晶ではなかったですね。
もちろん、HP 2133はタッチパネルがないので、
実際の使用に視野角がどれだけ必要か、
ということはあるんだけど。
天板のデザインもアルミを削りだしたような、
金属的な光沢が出ていて、いい感じ。
タッチパッドはちょっと狭いかも。
特に見た目以上に、使ってみると狭い感じ。
これだったら、クイックポイントにするか、
いっそのこと何もなしにして、
マウスをつけたほうがいいんじゃないかなぁ。
キーボードはこのクラスのPCとしては、
ゆったりしているほうで、普通に打てる大きさ。
打鍵感もまぁまぁで、普通のモバイルPCといった感じ。
ただ、このマシンだけがそうなのか、
異様に熱くなっていて、キーボード全体が熱を帯びており、
底面に至っては、熱くて触れないほど。
低温火傷必至、というくらい。
また、Vista+VIAのパフォーマンスのほうは、
まぁ何とかなるんでは、という感じ。
Aeroの有無を確認し忘れたが、切っておけば
そこそこ使えるレベルではないかと。
ただ、ここでもバッテリのときにどうか、
という問題があって、HPのページで確認すると、
約2.3Hということだから、ACアダプタなしには、
持ち歩けない、と思ったほうがいいだろう。
もうひとつ、気になったのが、電源コードの接続。
ちょっと、これはないんじゃないか?
本体に対して直角に差すなんて…
接続ポートが何かの拍子で壊れそうだよね。
●KOJINSHA
日本ではもうおなじみの工人舎のミニノート。
Intel Atomという話題性からはチョット外れるけど、
れっきとしたEee PCなどのミニノート市場で、
戦っていけるスペックと価格ですよね。
●MSI(微星科技)
GIGABYTEもそうだけど、日本ではマザーボードの
イメージがあるMSI。
10インチクラスの液晶を搭載したNetbookを発表。
なかなか天板のデザインが凝ってます。
電源のLEDがサクラのマークなのはなぜ?
ブラックもあります。
ちょっと特徴に欠けるところはあるんだけど、
インターフェース類は一通り揃っているし、
たしかにちょっと大きめなので、
安いくて、コンパクトなノートPCと思えば、
全然OKなレベルと思う。
個人的に10型程度のノートを使い続けてきたのも、
モバイルするからというだけではなく、
家で使うにしても、15型とかでかすぎて、
場所をとるな、と思っていることも理由のひとつ。
持ち運ばないけど、小さくてかわいらしいPC、
という位置づけだと、女性にもニーズがあると思うし。
(実際、そういっていた人がいました)
●Classmate PC
たしか、Intelが教育市場向けに提案しているPC
だったような。
とりあえず、安くするために画面が小さいのかな。
キーボードは、ゴム製のもの。
打ちやすさは微妙な気が…
●Asus EeePC 901/1000
低価格ミニノートの世界的なブームに火をつけたAsusTek。
そのAsusのEee PCの最新機種もチェック。
台北世界貿易中心の別棟に、Asusが大々的に
ブースを構え、勢いを見せ付けていた。
左が8.9型搭載、右が10型搭載の最新機種。
比べてみると、10型のほうが大きく見えるけど、
あまり変わらないといえば、変わりがない。
今、日本で売られている7型から8.9型に、
スペックアップしたインパクトのほうがずっと大きい。
ちなみに、左に見えるのがWii的なゲームコントローラ。
振って操作するのだが、デモになっていたゲームの
操作方法が分からず…
また、初代Eee PCよりも幅広いターゲットを意識してか、
"sakura"というモデルでは、桜の花びらが、
デジタルっぽくデザインされていて、なかなかいい感じ。
タッチパッドのところにも。
時期的に桜の季節に合わないところがイタイかな。
さらに、Intel AtomをつかったデスクトップPCも。
Eee Boxというこちらのタイプも、
いろいろとカラーバリエーションがあって、
Eee PCとおおよそ、共通したテイストになっている。
あと、ブースの真ん中には、ぶるぶる震える車の
ボンネットにEee PCが。SSD搭載で振動に強い、
ってことを言いたいんでしょうけど…なんと大掛かりな(笑)
動画はこちら。
(Quicktime/2.67MB)
●VIA
Intel Atomに対抗するCPU、Nanoを
発表したばかりのVIA。
こちらにも、多数のNetbookが展示されてあったが、
HP 2133が際立った以外は、どれも似たり寄ったり。
とはいえ、多くの台湾企業がこのレベルのPCを
造れるという証左でもあり、このわずかな間に、
レッドオーシャン(競争の激しい市場)になった印象がある。
その中でも気になったのが、コチラ。
WibrainのMID。画面は4.8型しかないが、
幅がちょうど操作しやすいくらいの長さで、
ちょうどPSPくらいのようなイメージ。
こちらは、韓国サムスン電子のUMPC。
そういやUMPCの初期には、出してたよな…
最近はさっぱりデジモノニュースには出てきませんが。
最後、iDotのミニノート。
なんと、音声端末のようなのが画面横についてる。
しっかりはずせて、ケータイのように。
おそらくVoIP端末なんでしょうけどね。
画面に横につけるかぁ?という気はしますが、
PCカードやExpressカードスロットに、
刺さるようなのであれば、いいかもしれませんね。
もっと突き詰めると、HSDPA対応のケータイを
そのまま差して、データ通信したりとかね。
さて、この次は、夜の食事の話。
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