CEATEC 2007[その2]
さて、まだまだ続きますよ~。
●SMK
タッチパネルが気になったSMK。
アルプス電気やタッチパネルシステムズも、
展示があったが、SMKが一番面白い。
残念ながら撮禁のため、写真はnothing。
気になったのは、フォースフィードバックタッチパネル。
要は、振動することで押した感覚を伝えるものだが、
SMKのものが一番できがいいのでは、と。
すでにDoCoMoのD800iDSで押すと振動する
タッチパネルはあるが、あれはバイブ機能と共用されていて、
端末全体が震える変な感じ。震えも弱いし。
こちらは、タッチ感覚がさまざまあって、
震えているというよりは、ホントに押さえた時の感覚を
指に伝えているという感じ。うまくできている。
そのわけは、バイブレータではなく、タッチパネルそのものが
震える仕組みになっているところにあるようだ。
鉄道の券売機とか、そういう公共用途に
いい感じの技術だな。
●村田製作所&東光
こないだWebニュースででていた無接点充電。
村田製作所のブースにはすげー人だかり。
そりゃそうだろう、CEATECの前に発表してるわけだから。
まだ、試作段階なので、厚みはかなりあるようだが、
うまく隠してある(笑)
現段階では、1対1対応とのことで、
特定の機器(ケータイとかノートPCとかデジカメとか)専用に
なってしまうようだ。
ただ、従来のACアダプタがなくなるだけでも意義は大きいし、
なにそろ、充電時間がすごく短縮される。
もちろん、将来的にはいろんな機械を同時に
充電なんてことも考えてはいるようで。
やっぱ、公共無接点充電ってある種の理想だよなぁ。
置くだけで、端子の違いを気にせず、
すぐに充電できれば、すごくすごく利用価値は高い。
あと村田製作所の方の話では、燃料電池とのハイブリッドも
考えているそうで…ノートPCなら据え置き時は、無接点電源供給、
持ち運び時は燃料電池ってことだろうか?
3,4年後の実用化ということで、まだ時間はあるが、
燃料電池との複合技も含め、楽しみだ。
あと驚いたのが、すごく注目されていないのに、
同じような無接点充電を展示している企業があったこと。東光。
撮禁のため、写真ナシ。
失礼ながら、知らない企業だったが、
すでにコードレスホンなどで実用化しているそうです。
ケータイに特化して研究を進めているようだが、
ケータイに採用となると、低コスト化が必須で、
無接点にしつつ、どこまで安くできるかが課題とか。
あとケータイ以外の物体が乗っても動作しないようにとか
いろいろ工夫がいるらしいが、ある程度機種間で共通化させる
ことも可能らしいので、共通品として商品化してほしいな。
あと電波を使うので、ワンセグやワイヤレスLAN、
もちろんケータイ/PHSの電波とかぶらないことも重要。
コードレス電話の実績があるので、PHS(ウィルコム)は…
と訊いたのだが、PHS以外の電波が多く、
ハードルが高いことにはかわらないとorz
でもケータイに限って言えば、村田製作所より、
早く実現できるかもしれない!
ぜひぜひがんばってほしいものである。
●シチズン
時計のイメージがあるシチズン。
もちろん、時計も作ってますがそれだけではないのです。
といいつつ、まず時計。
電子ペーパーを使った時計。すでに商品化済。
しかし…なんと20万円!!
また、シチズンで超小型プロジェクタの開発が
進んでいるようで。こっちはレンズは必要なタイプ。
モジュール自体は、ケータイ型のモックアップの
極々先端部分だけなのだそうだ。
でも、レンズがいることと、SVGAしか出ていないのが
さっきのコニカミノルタと比べて弱点。
消費電力はどうなんだろう…聞くの忘れた(爆)
こちらは、ボタンを押すとメガネがサングラスに。
これだったら、すぐに実用化していいんじゃないの?
その3へ続く。
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