« ひさしぶり(?)の「休」日。 | トップページ | 湖に浮かぶ城。 »

韓国に最も近い島。

ということで、先日の九州上陸話の続き。

前の日は、鹿児島にいたのに一挙に反転して、
まずは福岡まで戻ることにする。

お、ムーンライト九州の車両。
この日は、これに乗って大阪まで帰る予定。

Moonlightkyushuasa

博多駅から若干(わたしの若干は若干じゃないかも…)歩いて、
さらに高速船で2時間30分。

韓国と目の鼻の先、対馬に上陸。
ここには、代々対馬を治めた宗氏の居城、
金石城の櫓門がある。

対馬に入るには、飛行機という手段もあるのだが、
金石城のある厳原町へは、船で厳原港に入るのがBest。
歩いて金石城や博物館まで行ける。

地理的なこともあるのだろうが、
朝鮮半島のつながりが非常に深く、
街のいたるところでハングル文字を見かける。

案内板。

Izuhara

郵便局。

Yubinhangle

うどんの看板までも!

Udon

江戸時代に大きな火事があったらしく、
街中に残っている石垣は、類焼防止のための防火壁。

Fireishigaki1

石が赤いのは、火事の影響だろうが、
石垣の石の積み方が独特。
大きな石と小さな(というか厚みの薄い)石が混ざっていて、
どことなく南方の雰囲気を醸し出している。

Fireishigaki3

こちらもそう。いまだ民家の塀として
現役利用されているところもいい。

で、これが目的の金石城大手櫓門。

Kanaishijoumon

一度解体されているが、当時の建材で再建されているため、
十二分に歴史の風格を漂わせている。

破風の先端にある飾り(これを懸魚[げぎょ]といいます)が、
他にはない珍しいもの。五七の桐の紋まんまのカタチ。

Gegyo

横から見ると、細くて岡山城天守のようだ。

Kanaishijoumonsokumen

あと、櫓門を支える石垣。
ここでもやはり、薄い石と厚い石を互い違いにする積み方。

Ishigaki2

なかなかいい櫓門。
(わたしのとっては)見所いっぱいです。

でもねー。となりプールなんだよねー(笑)
この日は曇りがちで誰もいなかったけどね。

Yagurapool

さて、ひとしきり櫓門を見学したあとは、
長崎県立対馬歴史民俗資料館のほうへ。
長崎県立とみて、そうか対馬は長崎なんだと気付く(笑)

資料館に行くまでの石垣。
ゆるーいカーブがある石垣はやはり、本土には少なく、
沖縄で見たグスクに近い感じを受ける。

Sajikihara1

こちらは、金石城のあと江戸期に作られた
桟原城(さじきはらじょう)の高麗門。こちらも現物。

Sajikiharajomon

残念ながら1987年の台風で倒壊。資料館前に移築復元。
移転したのは、桟原城跡が自衛隊の駐屯地だからだろうか。

資料館は特に、金石城や桟原城に関する情報は少なかったが、
文禄慶長の役後の日朝関係の修復にむけた
宗義智の苦難と努力が興味深い。

宗氏も朝鮮との交易で潤ってきたわけであり、
朝鮮との関係修復は死活問題。
なんとか関係を修復するため、対馬藩の存亡を賭け、
朝鮮国王/日本国王(=将軍)の両国国書を偽造したのだ。

要は、朝鮮国側はまず日本側(つまり家康)からの謝罪を求めており、
将軍の国書を偽造、返答となる朝鮮国王の国書も、
はじめから朝鮮国が国書を出したように見せかけた。
その結果、努力は実を結び1609年に己酉約条を締結、
日朝貿易の再開にこぎつけた。

その際の偽印や改竄した国書が展示されてあり、
よくこれをやったな…と思わずにはいられない。
立派な犯罪ですからね、国書偽造は。
自治体が日本政府の文書を偽造するようなもので。

後年、藩主から独立し、旗本になることを企んだ
家老柳川調興が幕府にチクって公になってしまうが(柳川事件)、
将軍家光の親裁で、義智の子宗義成お咎めなし、
柳川調興は津軽へ流罪となり、引き続き日朝貿易と
朝鮮通信使の接待を担当することになった。

さて、ひとしきり歴史の一コマに感心したところで。
チケットを見ると、対馬にしかいないツシマヤマネコの剥製写真。

Tsushimayamaneko2

…猫じゃないよ…猛獣そのもの…

実際の生きてる姿も、猫というよりは
チーターとかヒョウの小型といった様相。

Tsushimayamaneko1

あまり交通の便がよくないので、対馬には長いできず
早々に福岡に引き返すことに。滞在は短かったが、
やっぱり本土と違ってて、興味深かったですね。

福岡へは高速船がもう便がないため、フェリーで向かう。
相当疲れてたのか、15:30に乗船して博多港に着く20:30までの間、
ほーっとんど、寝てました(笑)

このあと、博多からの乗車に間に合わないので、
博多から小倉まで新幹線ですっと飛ばし、
小倉から朝に見たムーンライト九州で新大阪まで。

Moonlightkyushuyoru

ながらとちがって、めっちゃ背もたれが倒れるのに
びっくりしたよ。後ろの人に迷惑かけそう。

さて、最終日は関西に戻って琵琶湖周辺の小城、
膳所城、水口城を攻略。

|

« ひさしぶり(?)の「休」日。 | トップページ | 湖に浮かぶ城。 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 韓国に最も近い島。:

« ひさしぶり(?)の「休」日。 | トップページ | 湖に浮かぶ城。 »