宇都宮城竣工。
さて、遅くなったが、
先週の宇都宮城訪問の話。
滞在時間は短かったし、あいにくの天気だったけど、
人が集まって、おみこしも登場するなど、
宇都宮城の復活を祝っている様子が、城好きとしては、
なんだかうれしかった。
やはり、城は人が集まる場所であってほしい。
建造物は2基。
北側に富士見櫓。
南側に清明台。
櫓にしては珍しく、○○櫓とは言わず、
この櫓自体を清明「台」という。
少し他の櫓より高い位置にあり、天守代用櫓らしい。
内部はいずれも2層。
2階部分が立ち入り禁止なのが、不満。
富士見櫓内部。
きちんと木造なのはうれしい。
清明台内部は撮らなかったが、ほぼ同じ感じ。
城壁。三角の出っ張りは何なんだろうな?
瓦の紋は、徳川家きっての
謀将本多正信・正純の丸に立ち葵。
大久保長安事件で反対派を粛清するが、
後に改易されている。
ただ、興醒めなところもあって。
エレベーター。
いや、造るなというわけではなくて、
もう少し調和したデザインにはできないのでしょうか。
大阪城もそうだけど…
土塁をくりぬいた入り口。
公園としての利便性からであろうが、
造るにしても、コンクリ丸出しってどうなん?
また復興されたのは、本丸の東1/3程度。
もともと遺構はかなり破壊されており、
土塁から新たに作り直し、復興というよりはむしろ、
再建に近いということができる。
模型を見ればよく分かるが、
赤線より右側が、復元エリア。
また、本来は南側の清水門が正門であり、
東側には門はなかったのがよく分かる。
反対側から。
うっすら見える赤線の向こう側が復元エリア。
かなりの面積が破壊されていることが分かる。
いずれにせよ、城好きの目から見れば、
問題点はかなりあるといわざるを得ないが、
完膚なきまでに破壊されたことを思えば、
城がある大切さに気付いただけでも、よしとすべきかもしれない。
帰り、こんなチラシを目にした。
…お城のある生活。
そう、それはここに書かれてあるとおり、
移り行く時代にあって、変わらぬものを
見つける大切さを感じる生活であろう。
その心意気を買って、また募金してきました。
またいずれ届くはずだが、
これで、熊本城主 兼 宇都宮城主となりました。
けっこうな大大名になったかな(笑)
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