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河川敷に消えた城。

さて、ここからは先週の話。

18きっぷを使って茨城県古河市へ、
さらにはもっと足を伸ばして、坂東市逆井へ。

一番の目的は、逆井城。
戦国時代関東に覇を唱えた北条氏の重要拠点。

綾城躑躅が崎館(風林火山館)もそうだが、
中世の城館をうまく再現した城址公園。

行くためには、関東鉄道に乗って石下駅から西に向かうか、
JRに乗って古河駅から東に向かうか。

距離的に現実的なこともあり、
古賀駅からレンタサイクルで向かうことに決定。

関東鉄道経由だと、タクシーしかないようで、
片道4,000円…うわ、ありえへん。

この日は、午後から晴れるということなので、
午前中は、古河歴史博物館で
古河城の模型でも見てよっと。

まずは、マンホール、Get。

Kogamanhole

ここが、古河歴史博物館
なかなかいい建物だと思ったら、
日本建築学会賞受賞だそうだ。

Kogarekishihakubutukan

やはり、個人的な見所は、古河城模型。
中は撮禁なので、写真はありませんが、絵葉書でカンベン。

Kogamokei

古河城は、渡良瀬川の改修で完膚なきまでに
破壊されつくし、跡形もない。
本丸は、河川敷になってしまっている。

在りし日の古河城御三階櫓。
これも、絵葉書から。

Kogagosankai

ある意味、それは仕方のないことではある。
そうなんだが、であればこそ、新たに城を造る
という選択肢もあるのではないか、と思う。

やはり、地元の方々が仰る

|城下町なのに城が無いっていうのは、何とも寂しいね

という感覚はよく分かる。

であれば、当時の場所になくても、
もう一度縄張りから、作り直してもいいのでは。
史跡でないところにつくるわけだから、
文化財上の縛りも少ないだろう。

だが、いい加減なものと思われることのないよう、
しっかりとした建築で建ててほしい。
城を見てすばらしいと思うのは、
その建築技術や装飾技術に感動するからだ。

さてさて、そんなことを考えつつ、
古河城ばかりを見ていたが、
もう一点、興味を持ったのは…雪。
え、雪なんか降ってないでしょってそゆことじゃない。

古河の街を歩くと、雪の結晶の印を
あちこちで見つけることができる。

小学校の壁。

Shougakkou

街灯。

Gaitou

なんでだろう、と思っていたら、
幕末の古河城主、土井利位(どい・つしつら)にあるようだ。

雪の結晶を20年にも及ぶ年月を掛けて観察し、
日本最初の雪の結晶図鑑「雪華図説」を刊行。
今日までその科学的業績は高く評価されているとのこと。

これがその「雪華図説」。
しつこいようだが、これも絵葉書ね。

Yukinotonosma

江戸時代の各藩藩主は、武芸だけではなく
文化的な業績を残した人も多いが、
雪の観察とは、また風流な。

彼の観察した雪の結晶は、衣装や工芸品にも
取り入れられ、古河のシンボルとなっているわけだ。

なるほどねー、だからいろんなところで
雪の結晶があるわけね。

今年の1月から2月にかけて、
特別展をやっていたようで。
もっと早く行っとけばよかったかな。

わたしも、金沢で雪眼鏡を買ったので、
彼を見習って、スケッチしてみますか。

今年は、雪の結晶こんなのしか見れなかったが…(苦笑)

帰り際、入り口は行ってすぐのところにおいてある、
ストリートオルガンを館員の方に演奏していただいた。
なんだかほっとするような、いい音色。

Kogaorgan

さて、博物館で思った以上に滞在していたようで、
出る頃には、雨はすっかり上がっていた。

古河駅に戻る前に、福法寺にある
旧古河城乾門を見て。
唯一残る、古河城の建造物。

Inuimon

城内御殿の区切り門として
建てられていたらしいが、
屋根の部分がなかなか他では見れない、
鮮やかな赤い色をしている。

さて、このあとは古河駅前で自転車を借り、
一路、東に15km。逆井城に向かう。

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コメント

 トラックバックをたどってまいりました。このたびは古河においでいただき、ありがとうございます。たいへん好意的な目線で紹介してくださり、感激です。
 古河城は大阪城や名古屋城のような立派な天守閣はないのですが、江戸時代に将軍一行の宿となるなど歴史上の一定の位置を占めていたことは間違いありません。
 江戸城でさえ、天守閣が焼けた後は再建されなかったのですから、譜代大名であったことや、時代的な背景を考えると三層の櫓で十分だったのでしょう。市民からすると、シンボルとしてお城がほしいですけど、観光の核になるかどうかは微妙なところだと思います。
 とはいえ、万葉以来の歴史をもち、古河公方の御所のあった当地には明日から開催される桃まつりや夏の渡良瀬遊水地花火大会、秋の菊まつり、冬のちょうちん竿もみなど、いろいろ見どころもございます。またどうぞおいでください。

投稿: taasie | 2007.03.19 21:20

nikko81です。

|古河城は大阪城や名古屋城のような
|立派な天守閣はないのですが、

かならずしも、大天守があればいいか
というとそうでもないと思います。

天守はなくとも、味のある城はいくつもあります。

|三層の櫓で十分だった

関東は、江戸に近いこともあり、
大規模な天守や天守相当の櫓は少ないですね。

やはり、将軍への遠慮があるのでしょうか。

|市民からすると、シンボルとしてお城がほしいですけど、
|観光の核になるかどうかは微妙なところだと思います。

一般的にはそうでしょうねぇ。
わたしのような城好き、しかも石垣ではなく、
城郭建築物が好きな人にはいいでしょうけど。

|またどうぞおいでください。

機会があれば、また寄らせていただきます。
コメント、ありがとうございました。

投稿: nikko81 | 2007.03.20 00:24

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