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PCの10年を振り返る。

よくお世話になっているPC WATCH
10周年を迎えたそうだ。
今から10年前というと1996年、
Windows95の全盛時代。

まだわたしは浪人生で、PCなどをいじくっている暇は
まったくなかったのだが翌年の大学入学を期に、
自宅ではWindows95、大学では
WindowsNT 3.51を使ってたっけ。

今考えれば、何を当たり前なことを、
というようなものだが、
Internetで情報を探したり、
メールやメーリングリスト(ML)、掲示板で
コミュニケーションしたり。

またPC自体も、小中学生のころやっていた
ラジコンカーのように、
チューンアップしていくと
どんどん性能を向上させられる、
というところも、好奇心を刺激する。

当時は、そんなことが可能になるPCが、
本当にすごいと思えたし、
また、未来を感じることができた。

また、幸運なことに、自身のPC黎明期に、
変な人に当たることなく、
MLでやり取りさせてもらった方々には、
とてもいい影響を受けた。

2000年には、そういった方々の影響もあり、
Webページも始め、「書く」ということの
楽しさに気付かせていただいた。
そして今、こうしてBlogを書くことに
つながっているわけだ。

Windowsが歩んできた10年は、
わたしにとってのPCの歴史そのもの。

あれからどうなっただろうか?

PCはVAIOの成功を期に、PC業界全体がTVや映像へ
どんどん力を入れていくようになったが、
それがPCの歩むべきではないのではないか、
ということが年々、鮮明になってきている、と思う。

デスクトップPCはますますテレビ化していき、
ノートPCも、A&V機能をますます強化されていく。

しかし、未だにノートPCはネットとメールができれば…
ということで、消費者がイメージする「必要な機能」は
あまり変わっていない気がする。

できることはいろいろ増えてきているのに、
必要だ、面白そうとイメージできなければ、
消費者にとってイメージできる「必要な機能」は、
やっぱり、メールとネットのまま。

だから、JEITA等が発表しているように、
価格は大幅に下落し、コモディティ化していき、
いつまで経っても、代わり映えしない商品が
相変わらず多いように、思ってしまう。

「必要な機能」がメールやネット、
あるいはiPodへ転送する音楽の
リッピングという程度であれば
価格がどんどん下がってくるのは、歓迎されることだ。

…ただ、それでいいのか。

これだけ自動車が普及したのに、
まだ、クルマは人々に夢を与え続けている。
未来を見ることができる。

でも、PCに感じることできた未来が、
日を経るごとにしぼんでいく…
最近2~3年、特にこの1年はそんな感じがしている。

PC WATCHの編集長がこうコメントしている。

|PCは何かをもたらしてくれる夢の機械から
|普通の道具へと変わっていったのだ。

PCは日常しか残っておらず、夢や未来が
感られないとしたら…なんとつまらないことか。

いい意味でも、悪い意味でも、
PCはViewerではない。

画面の前に座って見ているだけでは、テレビと同じ。
それでは、専門家であるテレビのほうがいいに決まっている。

PCのよさは、そういうViewerとしての性能云々ではなく、
いろんなことに好奇心をもって、
いろいろもっと知りたいと思えば思うだけ
しっかりと応えてくれる機械、であるところ。

コンピュータということばでイメージする
「なんでも自動的にやってくれる」的な、
人間を受身にしてしまう機械ではない。

PCの究極的な存在理由は、
まさにここにある、と思っている。

PCのテレビ化することは、自身の持つ強みを捨てて、
異分野に挑戦することだ。

それはそれであってもいいのかもしれないが、
自分の強みを生かした生き残り方が、
おろそかになってしまっては、
元も子もないのではないだろうか。

高杉晋作ではないが、

 おもしろき こともなき世を おもしろく
 すみなすものは 心なりけり

という精神の持ち主には、
今後もPCは必須アイテムになっていくとは思う。

が、まだまだPCは途上の機械。
もっともっと、時間や空間、電源、通信の制約から
解放されるように進化してほしい。

そうそう、ITmediaでPCの充電をワイヤレス
することができるかもしれない、という記事が出ていた。

CPUなどは今後、電力を食う一方、
リチウムイオンバッテリの大幅な性能アップも難しい中、
電源制約からの解放に、違うアプローチで
一歩また踏み出せるということになる。

こういうニュースが、
いろいろ出てくるといいのだけれど。

PC WATCHでコラムを書いている、
元麻布氏もこういっている。

|が、願わくばPC市場が、低価格一辺倒ではなく、
|高付加価値かつ高価格の製品を許容できるだけの
|広さを持ったものになって欲しい

いろいろ書いたが、まさにわたしもこう願うばかりである。

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