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昼間から酒を飲んでて悪いですか!

ちょっとキレ気味のタイトルで申し訳ない。
ただ、日曜は本当に昼間から、
酒を飲んでいたのです。

…といっても、自宅ではなく蒸留所。

山梨県北杜市にある白州蒸留所
四国・九州行きで余った18きっぷを
使ってのーんびり行ってきました。

中央本線の小淵沢駅もしくは長坂駅から
タクシーで15分ほど。

小淵沢駅は混雑してそうな気がしたので、
ひとつ手前の長坂駅からGO!

その前にマンホール。

Nagasaka_manhole

長坂町は、国蝶オオムラサキが見れるところであり、
また武田信玄が、農業用水を3つの村に均等に
分配するために水中に三角石柱をつくって、
流水を分岐させた三分一湧水が町内にある。
日本名水百選のひとつ。

さて、白州蒸留所につくと、
バードウォッチングのできる森を横目に見ながら、
奥へと進んでいく。

まずは、ウイスキー博物館。

Whskey_musiam


日本だけではなく、世界でもウイスキーをテーマにした
博物館は珍しいらしい。

とはいえ、サントリーの歴史だけだけど。

ここで感じたのが、壽屋(現サントリー)創業者
鳥井信治郎の広告戦略。

ウイスキーのメーカーとしては、
サントリーとニッカが2大メーカーだが、
サントリーがどんどん広告を打っていくのに対し、
ニッカはそれこそ職人気質なまでに、
品質だけで勝負していく。

こう書くと、サントリーが広告をうまく使って
やりやがったな、と思うのだが、
ここに来てそうでもないと思ったのだ。

鳥井信治郎のメッセージは明確だ。
とにかく輸入物(舶来品)礼賛の現状を打破し、
国産のウイスキーを広げようとする熱意、だ。
そう、まずは普及させることがまず必要、
との考えがあったようだ。

国産化に始めて成功した
「舶来妄信の時代は去れり」と言い、
最初のヒット作となった「サントリー角瓶」では、
「断じて舶来を要せず」と言い切る。

鳥井信治郎最後の作品となった
「サントリーリザーブ」では、
「国産品と呼ばず国際品と呼んでください」、と。

その努力の果てに、戦後のウイスキーブームで
サントリーが飛躍する。

そう意味で鳥井信治郎は、いいウイスキーを造りたい
という信念だけではなく、もっとビジネスとして
どう成り立たせるかを考えていた、一級のビジネスマンだ。

一方、ニッカ創始者の竹鶴政孝は、
あくまで本物を作るということにこだわった、
「職人」気質の人物であったように思う。

一時は共にウイスキーを造った中だったが、
竹鶴は山崎蒸留所を離れ、理想の地・余市へと向かう。

創始者の思いの違いがサントリー・ニッカ、
それぞれの会社のカラーを形作ってきたかと思うと、
なんとも興味深いものだ。

さて、薀蓄はほどほどにして。

工場見学&無料試飲。
酒を飲む前に空腹ではよくないので、
レストランで食事。

ウイスキー風味のカレー。
ウイスキー風味と言っても、わずかに香る程度。
それくらいがちょうどいい。

Curry_with_whiskey

食後は、ウイスキー紅茶。

しっかり無料試飲(それが目的?)に向けた
準備ができたところで、ツアーを予約。
約60分のコース。

Guidetour

余市で見たときよりも、もっと大規模な感じ。
白州でこれくらいなんだから、
山崎に行ったらどうなるんだろう…

貯蔵庫では、オーナーズカスクというのものを
ガイドさんから教えてもらう。

なんでも、樽ごとウイスキーを買うことができるそうで、
安いもので50万、30年以上の超高級品になると、
1樽なんと、3,000万!

どんな金持ちが買うんだろうか…

また、ここ白州でだけ見れるリチャー。
ウイスキー樽はずっと寝かせられるわけではなく、
年数を減るごとに、ウイスキーを寝かす力がなくなっていく。

このへたった樽にもう一度、焼きを入れ
復活させるのがリチャーという作業。

樽の中をバーナーで焼くのだが、
はじめはアルコールが燃えて、
青白い炎だったのだが。

だんだんと炎が大きく、紅く…
そして大きく燃え盛ったと思うと、
さっと柄杓で水をかけ、消火。

このタイミングが難しいらしい。

迫力があって見ることに夢中になるあまり、
写真に収めるのをすっかり忘れてしまった。

さて、30分の見学を終えると、
いよいよ試飲。

「白州」と「北杜」の2品種を頂く。

水割りにしても、ミネラルウォーターの
ボトリングを同じ敷地でやっていて、
仕込水と割る水が同じ、というのがいいのかも。

これでは、満足せず有料テイスティングコーナーへ。
30年モノの白州樽出原酒を1杯。1,500円。

これを都内の高級バー(銀座とか?)で飲むと、
1杯10,000円はくだらないと言う。

ウイスキー好きにとって、
これを至福と言わず、なんというべきか。

この香りの深さ、つくづくウイスキーは
香りを愉しむ酒と感じる。
こんな酒はストレートではもったいない。
香りが引き立つ水割りがやはりいい。

しかし、どうすばらしいのか上手く書けないところが痛い。
自分の表現力のなさが、歯がゆい思いだ。

このウイスキーは30歳。
そして、飲んでる自分は29歳。

自分は、このウイスキーのように、
熟成された人間になっているのだろうか…
そんなことまで考えさせられる。

この後、ウイスキーを3本買って帰る。

30年とはいかないが、若い8年モノと
熟成した15年モノの樽出原酒飲み比べと、
最高級銘柄の「響」。

Whiskeys

また銀座でおいしいチョコでも買って、
ウイスキーを飲むかなー♪

ここの売店でさっきのガイドさんを見つけたので、
日光東照宮でどうしてウイスキー樽があったのか
聞いてみたのだけれど。

サントリーから納めた事実はなく、
東照宮がお買いになっているんでしょう、と。
うーん、ますますナゾが深まるなぁ。

さて帰り。
上諏訪までちょっと寄り道して、
上諏訪温泉に入って帰京。

行ったことがない下諏訪でもよかったのだが、
ここは冒険せず、行きなれた片倉館へ。

温泉から上がった後に雨に降られて困ったが、
どしゃ降りは程なく止み、
小雨で落ち着いてよかったな。

そうそう、諏訪でもマンホールをゲット。

Suwa_manhole

帰りの電車の中で、白州蒸留所のパンフを読んでいて、
こう書かれているのを見つけた。

|白州蒸留所は、アナタの休日をちょっぴり贅沢にする、
|モルトウイスキーの楽園です。

ふふふ、今日はまさにそんな休日だったよ。

2008/5/24追記。
まぐぽさんが、白州にお出かけになり、
リチャーの写真をアップされてます。

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コメント

カレーおいしそうですね!
ストロガノフもおいしかったです。
今度行ったらカレー食べようかな。

白州蒸留所でお気に入りは有料ティスティングコーナーです。
銀座の古いバーにあったカウンターを譲り受けたとか。
あのカウンターは落ち着きます。
白州25年を楽しむにも雰囲気良し。

投稿: まぐぽ | 2008.05.25 15:18

nikko81です。

●まぐぽさん

ほのかにウイスキー風味でなかなか
美味しかった記憶があります。
次回、ぜひどうぞ。

わたしは、ストロガノフ行こうかな?

うん、わたしもテイスティングコーナー、
好きですよ~
まさに蒸留所ならでは、ですよね。

銀座の老舗バー「うさぎ」から
移設したという内装もすばらしく。

投稿: nikko81 | 2008.05.25 23:32

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