西日本城廻第5日目その1。
さて、5日目。
この日は、一旦宮崎から南に下り、
日南市飫肥(おび)へ。
しかし降り立って、びっくりした。
駅前なのに、あまりに何もない。
駅舎は結構、立派だったけど。
近代の城があるところは、大抵地域の中心地
なんだけれども、日南市からは外れているので、
飫肥周辺は中心地ではない。
とりあえずレンタサイクルはできたので、
街の中心部へ。
こういうのがあると、JR日南線の
経営も苦しいのかな、と思ってしまう。
確かに、宮崎から志布志まで一本線だし、
途中に大きな街があったり、
別の路線と交差しているわけでもなく。
街の中心地へ出てみると、
まだ時間も早いせいなのかどうか、
人もまばらで、静か。
ひっそりと城下町を形作る塀が続く。
ここ飫肥は、明治の政治家・小村寿太郎の故郷で
飫肥城近くにその生家があったらしい。
さて、飫肥城。
ここも復元門と復元屋敷(松尾の丸)、
歴史博物館がある。
道の奥のほうに大手門。
なんとも画になる情景ではないか。
豫章館。
版籍奉還後、藩主が構えた邸宅。
本当は、まだ開館前だったんだけど
一瞬雨が降ってきたので、
雨宿りさせてもらった。
城壁の復元具合がいい。
建造物が点在するよりは、雰囲気をかもし出す上では
城壁も必須アイテムですな。
石段は馬が歩くことを考え、
馬の歩幅に合わせて作られているそうだ。
御殿風の松尾の丸。
1979年の復元であるが、伝統技法を使った
木造による復元。
中には湯殿なる温浴室。
サウナみたいなものらすぃ…
えー、ホントにあったの?
さて、その足で旧本丸へ。
「旧」というのは、地震で地割れが起こったために、
途中から使われなくなってしまったからだ。
でも、古い石垣などは残り、
石垣ファンには見所多し。
ちょうど、管理事務所の方々が、
芝刈り中。
裏門前もキレイに掃除完了!
歴史博物館にも寄って、
伊東家の歴史を学ぶ。
(伊東家の食卓とは関係ないぞ。笑。)
しかし、伊東家というと、
信長の野望シリーズで真っ先に、
島津軍に潰される候補(笑)なんだけども、
現実には、遠く鎌倉時代から、
つぶれずに残ってるんだよなぁ。
一時期ヤバイときもあったようだけど、
世渡り上手?なんだろうか。
さて、飫肥城を一巡りして
おび天(甘い味付けのさつまあげらしい)の
お店の前で休憩していると。
猫の声がする…と思ったら。
*「お、ええとこに人間が来よったで」
*「ちょっとひざ貸してもらうからな」
*「ああーん?なんかゆうたかー?」
*「オレには何も聞こえんなー。」
*「コラッ、足動かすな。落ちるやないかい!」
*「まー、ちょっとくらいええやんけ」
*「あかん、眠なってきた…」
*「寝さしてもらうわ」
*「もうどっかいくんか?」
*「せやけど、オレは眠いしな…」
*「やっぱり、オレはここで寝とくわ」
…以上、猫劇場でした。
なぜ大阪弁かは気にしないように(笑)
さて、日が昇ると眠くなる猫をよそに、
おび天屋で(おび天を食わず)かつおめし。
あ、しっかりを手洗いは欠かせません。
長崎で噛まれてから、猫後のケアには気を配り。
タレに漬け込んだかつおが美味い。
さて、猫で時間を潰してしまったこともあり、
飫肥駅に戻る。
途中で、水路に鯉を発見。
この一帯は、鯉を放流しているようだ。
人間の姿を見るや、大挙して
口をパクパクさせ大集合!
ざんねーん。やるものはなにもありませんよー。
ということで、写真が増えてきたので、
5日目午前中でいっかい、記事切ろう。
午後は宮崎に戻り、高速バスで熊本県人吉へ。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 武田氏館西曲輪発掘調査現地見学会 + 桃と桜と信玄公 3/18(2017.06.03)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津⑤ 御薬園・会津武家屋敷 with 絵ろうそく(2017.05.20)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津④ 吹雪の会津若松を彷徨う(2017.05.06)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津③ 鶴ヶ城縄張考察・・・武田と丸馬出を求めて(2017.05.06)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津② 絵ろうそくまつり@鶴ヶ城~(2017.05.06)
コメント