もっとよくばり、もっと楽しく。
ちょい気になる、ではなくめっちゃ気になる記事。
nikkeibpのITマネジメント「ビジネスを考える目」。
第30回・「結局トップシェア」型の消費。
消費という現場で、ある種の理想として、
消費者が本当にほしいものはどういうものなのか
をきちんと把握し、それらを手に入れられる仕組みが
必要だと、思うのだけれども。
しかし、波風を立てない「無難な」
トップシェア型消費で、
思い描いていたものと違うけど、
「そこそこの」満足が得られている。
なのに、本当はもっとこんなものがあるんですよ、と
自然な流れで優位性が強化されていく商品に対し、
「No!」を突きつけるのは、必要とされるけど、
非常に難しいんだろうな。
ある種の慣性というか、よくビジネスの場で、
前例主義として否定的にいわれるけれど、
「オススメ」商品でものを買っていくと、
あれこれ悩まず買いものができる。
そして「よほどのこと」がない限り、
大きくはずすことはない。
だから、それで満足しているんだから
別にいいじゃないか、何の問題があるのか、
と言われたら?
でも、「そこそこ」じゃなくて、
もっといい消費を感じたいだろう?
自分に本当に合うものに囲まれる生活が、
どんなにいいことだろうか。
一生を左右する大きな買いものだけじゃなく。
これだけはゆずれないという、
こだわりのあるものだけじゃなく。
今まで気にしていなかったことにも、
もっと背伸びをして、もっとよくばりになれば、
新しいことが見えてくるかもしれない。
そして、興味のあることが増えれば、
もっと心地よい、楽しく生きていけるかもしれない。
だから、それぞれの得意分野を生かして、
互いのコンシェルジェになれたら。
モノが売れない時代といわれ、
一極集中でモノが飛ぶように売れるのは、
いわゆる「オススメ」と「本当にほしいもの」の
ギャップが大きくなってきていて、
その溝を埋めるような伏兵がスッと現れたところに
大化けしているのでは、という気がしてならない。
そんな中で自分は何ができるのか。
そうなるために、貢献できるどんな資質があるのか。
どんな人とどう連携すればいいのか。
そんなことを考えている。
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