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城の価値いろいろ・その1

早いうちに書かないと。
先週の土日(1/14・15)の話。
また、出かけておりました。

ムーンライトながらで、関西方面に出て、
神戸・三宮から淡路島。
そのあと、人生初の徳島入り。

さらに、岡山を通過して、広島・尾道。
引き返してきて、備中高梁、松江。

例によって、城廻なのですが、
今回はテーマがあります。

それは、「城の価値はどこにあるのか」ということ。

なぜテーマがそんなことなのか。
…ふふふ、読めばわかりますって。

まず、ムーンライトながら。

不覚を取ってしまったのだが、
指定座席を取れなかった。

こうなれば、自由席ができる
小田原から乗るしかない。
むろん、電車は満員。
ビニールシートを敷いて、
せせこましく座って眠るしかない。

しかし、ここはどこでも眠れる
野比のび太レベルのスーパー睡眠力を発揮して、
名古屋まで眠り通す。

終点・大垣までの間、小田原で買っておいた
ブラックコーヒーを飲んで、眠気すっきり。

大垣から、米原を経由して、
新快速・姫路行きに乗車。

途中、三宮で下車して、
三宮からは、淡路交通高速バスで、
淡路島・洲本市へ。

洲本には、洲本城がある。
江戸時代には、徳島藩・蜂須賀氏の支配下にあり、
城代が置かれていた。

洲本高速バスターミナルにつき、
荷物をコインロッカーに突っ込んで、
洲本城にGO!

途中で見つけたマンホール。
洲本市の花、水仙のようだ。

sumoto_manhole

この日は、あいにくの雨。
雨の中、歩くのは骨が折れるが、
城を見るためなら、雨が降ろうが風が吹こうが。

地図を見ると、近道できる登山道がありそう。

sumoto_map

で、そちらのほうへ行ってみるのだが…
ええー。通行止めかよー。

do_not_enter

車が通るはずの遠回りの道を
歩かんといかんのかぁ。
ちょっとブルー。でも、気を取り直して。

歩いていくと、こんな看板が。
関西地方の方にはおなじみ。
ホテルニューアワジ。
よくCM、見かけますよね。

new_awaji

歩くこと、40分ほど。
石垣が見えてきた。はぁ、やっとだ。
雨の中、山道を登るのは、
考える以上に、大変なもの。

比較的石垣や石段がよく残っている。
あたりには、霧が立ち込め、
さながら霧に包まれたダンジョンのようだ。

dangeon1

dangeon2

奥まで進むと…おっとっと。
写真で見ていたとはいえ、
実物を見ると、ううーん。これが天守閣か。

sumotojo

復興とはというかなんというか、
昭和3年に昭和天皇の御大典を記念して、
造られたのだそうだ。

じゃぁ、なぜそんな史実に基づかない
しかも余りにも天守閣とはかけ離れた建造物を
見るために、わざわざここまで来たのか。

それは、ドラゴンクエストの生みの親、
堀井雄二氏のエピソードを知っていたからだ。

ドラゴンクエストが生まれる前、
ポートピア連続殺人事件というアドベンチャーゲームが
ファミコンで出ていて、そのなかで
洲本らしいところが出てくることは、
そこそこ知られた話である。

しかし、いつぞやのテレビを見ていて、
堀井氏が語っていたのだが、
氏が子供の頃、よく洲本城のあたりで
遊んでいたそうだ。

築城当時の石垣は、あたかも迷路のように、
模擬天守は、やはり子供にとってはお城で、
登っては、洲本の海を眺めたりしていたそうな。

そして、ここ洲本城で遊びまわった記憶が
ドラゴンクエストに続いているのだという。

そういや、ドラクエIの竜王の城も
海を隔てた島の山の上に聳えていたな。

確かにつまらない建物かもしれない。
堀井氏が子供の頃ならいざ知らず、
今の子供たちにとって、記憶に残る建物か、
といえば、そうではないかもしれない。

しかし、ドラクエを生んだ城である。
ここに、城の魅力が歴史的価値だけではない
ひとつの例になると思う。

純粋にすごいと思わせる建造物や石垣。
城にはそんな魅力がある。

街を一望できる天守や櫓。

一筋縄では本丸にたどり着かせない、
迷路のような曲輪。

本来は、軍事的な意味で作られた構造が
同じ公園を散歩するにも、
城跡が興味深くしているような気がする。

むろん、わたしは建物が好きなので、
天守でも、櫓でも、門でも
なにがしか当時のような建造物があってほしいが。

城が歴史的価値だけなら、
歴史に興味のない人には、
ぜんぜんつまらないのではないけれど、
こんなエピソードがある城っていうのも、
なかなかいいもんではないか。

さて、誰も来ない天守閣を後にし、
来た道を引き返す。

けっこう歩いたので、戻るのにも一苦労だが、
バスの乗車時間の30分ほど前には、
バスステーションに戻ることができた。
かなり脚力がついたなー。

着いたバスステーションには、
ここで飼われているのであろう猫。

sumoto_cat

猫には嫌われるか好かれるか、
どっちかはっきりしているのだが、
この猫には好かれたようだ。

なぜか足元で丸まっている。

ashimoto

うーん。なーにー?

nanda

ちょっともう。カメラ近いよ!

tikai

しばし、コミュニケーションをとった後、
徳島行きのバスへ乗車。

洲本で下車する旅人たちにかまってもらったり、
ぼーっと遠くを見たり。
猫は水を嫌うそうで、雨の日は退屈だろうが、
ここなら、退屈はしないのかも。

さて、渦潮で有名な鳴門を通過し、徳島入り。
いろんなところへ行っているが、
徳島を訪れたのは、これがはじめてだ。

駅前で昼食を、と思いいろいろ探していると、
こんなレストランが。ティッシュ?

elleair

微妙にロゴが似て…ないか(笑)

さて、徳島でも城廻。徳島城。

先ほど洲本城が徳島藩の支城ならば、
ここ徳島城はもちろん、蜂須賀氏の本城。
蜂須賀氏は秀吉の古参の家臣、
蜂須賀小六正勝を祖とする。

蜂須賀氏について、
ちょっとおもしろいエピソード。

俗に矢作橋の出会いという話があり、
愛知県岡崎市にある矢作橋で、
橋で寝ていた日吉丸(のちの秀吉)の頭が蹴られ。

蹴ったのは、付近を荒らしていた
盗賊の頭領、蜂須賀小六。

頭を蹴ったのに、誤りもしないとは何事か、
と食って掛かった日吉丸、
子供にしては、なかなか度胸がある、
手下にしてやる、といったという伝説。

のちに、蜂須賀小六は秀吉臣下となり、
ついには一国一城の主となった、というわけだ。
しかし、秀吉が幼少のころには、
矢作橋はなく、後世の創作らしい。

しかも、この伝説。後日談がある。

小六が生きた時代から
300年以上も経った明治時代。

蜂須賀家は侯爵の家柄であり、
時の当主、蜂須賀茂韶が明治天皇を訪ねて
皇居を訪れた際。

明治帝は快く蜂須賀侯爵を迎え、
応接室で待たせた。

そこに珍しい煙草があり、
何本か失敬し、ポケットへ入れてしまい。

明治帝が応接室に入ったとき、
煙草がないことに気づき、

「蜂須賀、血は争えぬのう!」

と明治帝は大笑いをしたそうだ。

肩身の狭い思いをした茂韶侯爵、
高名な博士に依頼し、見事

蜂須賀小六、盗賊にあらず

と証明してみせたそうな。

…と、閑話休題。徳島城だ。

石垣の文様がなかなかいい。
勇猛果敢な感じがする。
これも、盗賊(だから違うって)って感じ?

ishigaki

ishigaki2

当時を偲ぶ建造物としては、鷲の門だけ。
戦災で焼けたそうだが、復興されている。

mon

屋根には、獅子と…なんだろう?

sisi

what

奥の徳島城博物館には、
当時の建物を復元した模型があり
なかなか興味深かったのだが、
撮禁だったような、そうでなかったような。

結局、櫓だけは撮ってしまったのだが、
撮禁だったかもしれないので、
掲載は控えておこう。
面白いカタチをしてるんだけどなぁ。

中で、地元の新聞記者から取材を受け。
ちょうど企画展をやっていたからだろう。

蜂須賀氏が明治期以降に造ったと思われる
左卍の家紋の入った銀食器のことを答えておいた。

和風なお椀とかで家紋の入っているのは多いが、
なかなか銀食器で家紋入りは、珍しいよね。

さて、そんな徳島をあとにし、電車に乗り込む。
最後にこんな徳島らしいもの×2。

ポストの上で阿波踊りしてます。

awa

あと、徳島名産すだちのドリンク。
黒酢を組み合わせて、ヘルシー度アップ。

kurozuiri

さて、本州に戻り、遠く尾道まで。

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コメント

こんにちは。
久しぶりのコメントなのに、そして、コメントするところはたくさんあるのに。
…すみません。変なところが気になって。

レストラン「エリエール」
>微妙にロゴが似て…ないか(笑)

似てます!
※と思ってサイト見たらそうでもなかった。
…えー。でも似てますよ、ティッシュしかでてこない。
ハッ!!! むしろ、ティッシュの方、ロゴデザイン変えたんじゃ!?

投稿: totococo | 2006.01.23 13:37

nikko81です。

いえっ!それでこそ、totococoさんです!

わたしもね、かなり似てるだろ、
と思って写真撮ったのですが、
意外と似ていないんですよね。

絶対ロゴ変えたと思うんですよ。

前のロゴないかと調べたんですが
ないんですよねぇ…変えてないのかなぁ。

投稿: nikko81 | 2006.01.23 23:43

ポストの上の阿波踊りイイ(・∀・)!
えー。エリエールそのまんまじゃないですか?
パクリすぎやろ!と思いましたよー。
家に古いティッシュケースなかったかな・・・
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/strap/3397.html
このエリエールストラップのロゴがかなり近いと思う。

投稿: micio | 2006.01.24 16:36

nikko81@京ぽん2です。

micioさん、サイコー!!
Good Jobです。

このストラップ、かなり似てますよね。

やっぱりロゴ、変えちゃったのかなぁ。

それにしても、こんなにエリエールネタに
食いつきがいいとは思いませんでした(笑)

投稿: nikko81 | 2006.01.24 20:25

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受信: 2006.01.25 22:16

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