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北東北の自然は厳しくて。

やっと書ける。
先々週の秋田、弘前、函館の旅。

以前もどこかで書いたと思うが、
北東北は、未踏の地であった。
現存天守の弘前城があるというのに。

ということで、ぶらぶらと秋田から北上し、
最後、函館に抜けて飛行機で帰京という算段。

まず、秋田空港に着陸して思ったのが、
もうすっごい雪景色であるということ。

今は、雪が降りすぎてすごいことになっているが、
そこまでではないにしろ、
もう白しかこの世にないのかというほど、
真っ白な雪景色。

バスで秋田駅まで向かうとやはり、
寒さが格段ときつい。

普段、手袋はおろかコートすら
着ないこともあるのに、
この地では、手袋も必須だ。

ちょうど着いたのが11時半を回ったところ。
まずは腹ごしらえから。

舞茸稲庭うどん。

maitake

実は、稲庭うどんを食したのは、
これがは初めてだけれど、
うどんという感じがしなかった。

うどんの材料で作ったラーメン、みたいな。
食感がそんな感じ。面も細い気がした。
でも、これはこれでおいしい。

舞茸が入っているのも、ポイント高し。
舞茸の栄養成分は水溶性。
鍋物やうどんなど、汁まで全部飲み干す料理が
とても効果的…とどこかで読んだような。

さて、それはさておき、
今回の1番目の城、久保田城。

●久保田城

よく地名と城の名前は一致することが多い。
やれ、大阪城、名古屋城、江戸城。

広島城に岡山城、金沢城などなど
挙げればキリがないが、
秋田は、久保田城という。

これは、一説に古代(奈良期)の8世紀ごろ、
東北地方の開拓の拠点として建造された
秋田城と区別するため、ではないかと思われる。

久保田城は、常陸(茨城県)の戦国大名
佐竹氏が出羽(山形県+秋田県)に移されたのち、
築城にかかった城であり、その跡地は、
千秋公園として、整備されている。

あ、これは「せんしゅうこうえん」と読みます。
「ちあきこうえん」ではないので。

二の丸から本丸へと続く長坂門跡まで来ると、
復元された一の門と御物頭御番所(これは現存)。

Kubomon

復元とはいえ、堂々たる風格の一の門。
日の丸をあしらった佐竹家の家紋がまぶしい。

hinomaru

ちなみに、この家紋は
佐竹家五代、佐竹秀義が源頼朝から賜った
と伝えられる五本骨の画月扇だそうな。

一転して、現存する建物なのだが、
イマイチ魅力に欠けるのが、御物頭御番所。
なんだか時代劇のセットのように見えてきて。。。

omono

あたりには、散ってしまった紅葉の上を
覆ってしまいそうな雪。
まさに、季節が冬へと変わるそんなとき。

yukitomomiji

さて奥に進み、久保田城御隅櫓へ。

kibota11

実際、櫓とはいえ、他の城から見れば、
立派な天守閣といっていいサイズ。

ただ、佐竹家も外様大名。
あまり天守閣なんぞ言って、にらまれないよう
ただの櫓ですよ、とごまかしてるようで。

ちなみに、御隅櫓は冬季休館。
わざわざ東京から来たのに、入れず。無念。

しかも、写真に収めようとしても、
木々が茂っていて、なかなかいい画にならない。

アングル的には、これが一番なんだけど。

Kubo2

やっぱり、これが一番いいかなぁ。

Kubo1

本当は、展望できるようなスペースは
なかったらしいが、勝手に作ってしまったようだ。
わたしは、何が何でも正確に復元せよ、
というつもりはさらさらないが、
そういう安易な気持ちで、
設計変更するのはいただけない。

さて、仕上げは佐竹資料館。

面白かったのが、秋田市の礎を築いた
初代秋田藩主・佐竹義宣の鎧。

通称、毛虫の鎧というこの甲冑。
写真を撮っていいのかどうか
わからなかったので、
パンフレットの写真を収めた。

kemu

個性的な鎧。
でも、毛虫の鎧ってあまり強そうじゃないねぇ。
ドラクエでこんな鎧出てきたら、
守備力ぜんぜんなさそう(笑)

これで秋田は、終了。
ここから長い旅になるが、
奥羽本線を北上し、東能代駅で乗り換え、
五能線で、舮作(へなし)へ。

以前から、一度入ってみたかった、
不老ふ死温泉に泊まるのだ。

不老ふ死温泉への過酷な道のり

かなり距離はあるが、東日本&北海道パスで
普通列車で行くなら、追加料金はない。
しかし、不覚にも奥羽本線内でうとうと。

気がつくと、東能代を過ぎていた!!
電車の本数が少ない地方路線での
乗り過ごしは致命傷。

東能代から一駅行った「鶴形」駅で、
クソ寒い中、1時間も過ごす羽目になってしまった。

turuga

とはいえ、東能代に戻って、
五能線に乗れるんだから、良しとしないと。

とにかく寒かった~。
無人駅で、自販機もなし。
あたりはもう真っ暗で、明かりは何もなし。

kurai

いくら寒さに強いといっても、
雪国でのこの状況は、過酷だ。

走り回ったり、鼻歌を大声で歌ったり。
そんなことでもしてないと、
ちっとも時間が過ぎやしない。

電車が来たときは、なんだか
災害に遭って救助のレスキュー隊が来たような
そんな錯覚をしたなぁ。

さて、五能線に乗り換えたと思ったら。

五能線の一部が強風のため、ストップ。
動いたと思ったら、止まり。
なんだか、前を走っている、ということは
乗り過ごしていなかったら乗っていたはずの電車が、
波をかぶっていて、復旧に手間取っているらしい。

旅館に着くのが11時過ぎになるとかいうことで、
JRが途中の岩館駅でタクシーを手配してくれ、
目的地の舮作へ。駅まで行けば、宿の人が迎えに。

そこで見つけたどうでもいいこと。

八郎潟のすぐそばの「井川さくら」駅。
なんだか人の名前みたい。それだけ。

sakr

●不老不死温泉に入れたけど。。。

せっかく不老ふ死温泉に来たのだが、
あいにくの強風+高波。

ひょうたん型で有名な波打ち際の温泉など、
入れるはずもない。
ほんとはこうなるんだけどねぇ。

とはいえ、温泉はとてもよろしゅうございました。
鉄分が多いのか、鉄のニオイがすごくする。
あんなに寒かったのに、温泉のチカラはすごいね。
ほこほこ。

翌朝、もう一度入ったんだけれども、
展望できる露天風呂なら、OKなので入ってみるが、
猛烈な風が吹いており、かけ流しの温泉も冷め気味。

とはいえ、夜が明けて白くなりはじめた空に、
力強い日本海の高波。

…春は曙。やうやうしろくなり行く
 やまぎは、すこしあかりて…

ではないが、とてもいいものだ。
ただ、室内でもう一度温まらないと、
寒くて寒くてどうしようもなかったけどさ。

さて、次は弘前に出撃!

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コメント

昨日あたりの記録的な積雪、に当たらなくて
まだラッキーだったかも知れませんねえ。
写真を拝見すると、まだ土が見えてるとこもあるので
それほど強烈な積雪はなかったのかな。

岩手の沿岸部にダンナの実家があるので
北東北の太平洋側には良く行くんだけど
同じ東北でも、秋田や青森はより気候が厳しいと思います。
秋田の人に言わせると
「岩手は冬でも青空が出る」
「岩手では雪が横から降ってこない」
だからうらやましいと・・・。

さすがに最近は温暖化のせいか、秋田と言えど
以前のように一晩で数メートル積もる、なんてことは
ほどんどないようですが、
それでも日本海から吹き下ろしてくる強風と
染み入るような寒さはかなりツライですよね~。

寒い地方には寒い季節に行くのが一番良いとか言いますけど
写真を拝見しただけでお腹いっぱいになっちゃいました(笑)。

投稿: しのぶ | 2005.12.20 00:24

わたしが行った秋田はヤバかったですよ。
あとからあとから雪が落ちてきて、ガンガン積もってました。
しかも、わたしの乗った翌々日からの夜行は、運休になりました。
危なかった~。
せんしゅうこうえんの周りのお堀?にも、
雪が積もっててビックリ。
しかし、あの寒さの中、駅で1時間待ってたのって、
過酷過ぎますよ~(^^;
でも、結果的には乗り過ごしてよかったですね。
ところで「井川さくら」…、芸能人みたいっす(笑)。

投稿: はるか | 2005.12.20 23:52

nikko81です。

●しのぶさん

そうですね。
まだこのときは強烈な積雪ではありませんでした。
秋田でも本降りは、この日からと言っていましたし。

東北にはあまり縁がないので、
北東北というと、自然が厳しいような気がしますが、
秋田や青森は特に…なんですね。

まぁ、それをわざわざ寒いときに行くとは。
われながら、物好きなものです。

●はるかさん

そーですよねー。
はるかさんのほうが、大変な目に遭われたのでは…
と思っていました。

夜行が運休とかなると、ドキッとしますよね。

一度、松山から夜行で東京に戻るとき、
強風で瀬戸大橋を渡れず、
立ち往生したことがあります。

結局、大阪で下車し(夜中の3時)、
始発の新幹線で東京まで戻りました。

ところで、寝過ごした後の1時間は
最悪でした。暗闇の中にぽつん。

確かに、波をかぶる電車に乗るよりは
まだいいのかもしれませんけどね。
そのぶん、温泉の暖かさが体にしみました。

井川さくらって、芸能人みたいですよね。
旅先でトラブっても、こんなのに気づけたら、
それはそれで、OKかなと(笑)

投稿: nikko81 | 2005.12.21 23:55

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