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海の見える城で。

二日目。

早朝から、長崎を出るため早めに出る。
とはいえ、早すぎるのもなんなんで、
夜も明けないうちから、探索。

ネットカフェから少し歩いたところには、
崇福寺の門が見える。

sufukuji

奥には、国宝になっている第一峰門があったり、
三国志で有名な関羽将軍の像があったりする。

チャイナタウンのあるところ、
必ず商売の神様ということで、
関帝廟(関羽を祭る廟)があるものだが、
長崎にはここが関帝廟の代わり、ということらしい。

ちなみに、比較的最近できた
大阪の千里中華街東京の立川中華街にも
関帝廟はあります。

駅までそこそこあるのだが、
あちこち寄り道して向かおうとすると、
猫の集団を発見。

長崎は、猫の多い街と聞いていたが、
さすがにすごい。長崎周辺で15匹くらい見た。

で、調子に乗ってちょっかい出したり、
おちょくったりしていると、
噛まれました。手を見ると血だらけ。

慌てて、コンビののトイレで手を洗う。
とりあえず、消毒系のハンドソープがあったので、
消毒ができたかと思うんだけど、
かなり痛かった。完治まで1週間くらいかかったもんな。

一応、猫は夜行性なので、
いきり立っているときにちょっかい出してしまったか。
昼間の眠そうにしているときにしよ。<懲りてねーな

長崎駅でも。ベンチの下で乗客を見送っている。

nagasaki_cat1

余計なお世話だけど、乗客と揉めたりしないのかね?
自分は、特に猫がきらいではないけど、
嫌いな人は毛嫌いするからね。

誤解のないように言っておきますが、
いわゆる猫好きというわけではなく。

猫にちょっかいを出すのも、
かわいいというよりも、
好奇心の強いこの動物の
リアクションが面白いというか。

だから、文字通り猫を
猫かわいがりしすぎる人は、ちょっと…

さて、次の目的地は大村。
長崎空港の最寄駅。

ここにも城があって、
玖島城(くしまじょう)という。
ローマに少年たちを派遣した、
大村純忠の頃ではなく、
江戸時代になっての築城。

よくわからないのだが、
玖島城のある大村公園には、
なぜかあちこちで

コケッコッコー!!

という鳴き声が聞こえる。

それは、ケージで飼われているわけではなく、
放し飼い状態のニワトリ。

niwatori1

別に恐いものでもなんでもないが、
放し飼い状態でその辺を
走り回っているとは思いもせず、
すっげービックリした。

で、奥のほうに玖島城址。

kusima1

石垣の上に建つ建物は、
長い櫓かと思ったら、料亭だと。
歴史的建造物ではなかった。

kusima_ryotei

再建された板敷櫓がこれ。

kushimajo3

石垣の建造に当たって、
熊本城を築城した加藤清正の助言があった
というだけあって、熊本城の武者返しのような
美しいラインをしている。
シャチホコがないのは気のせい?

また海岸線から近く、すぐ海を臨むことができる。
往時は、立派な海城であったことだろう。

kushimajo2

さらに本丸へ進むと、大村神社。
また、ニワトリが。

niwatori2

それに神社の社殿の変なところに
シャチホコいるし。
あのー…もうちょっと離れてよ。

oomurajinjyashaden

板敷櫓の中も入れるわけではないので、
一通り見たあとはすぐ、大村駅にもどる。

帰り際、板敷櫓あたりで、
朝練で走りこみをする女子高生に

「おはようございまーす♪」

って声をかけられたので、あいさつを交わす。
こういうのが、田舎のいいところだね。
都会じゃこういうこと、まずないもんな。

そういえば、長崎から大村へ行くとき、
電車の中で鼻毛を切っていた女子高生もいたな。
化粧ならともかく(これもダメだけど)
鼻毛って…女としてどうなんだそれはっ!

…閑話休題。

大村駅から次に目指すのは、平戸。
ずいぶんと距離があって、
長い電車の旅になる。

JRで佐世保まで行き、そこまら松浦鉄道に乗り換え、
たびら平戸口駅まで行く。

日本最西端の駅と思っていたのだが、
はるかさんによると、
沖縄モノレールってのができているらしく、
ちょい前の最西端の駅ということだった。

朝から何も食べてなかったので、
佐世保駅で、ハンバーガーを買う。

hamburger

実は、佐世保はハンバーガー伝来の地

本当なら、手作りのハンバーガーを食すため、
一度、佐世保の町を探索したかったのだが、
そうも行かず、駅前のコンビニで。
ま、気分だけでもね。

松浦鉄道に乗り換えて平戸口へ。

平戸口へ着くまでいろいろ面白い地名が。

「左右」と見間違う「左石(ひだりいし)」。
あれっ、「真田」かと思うと
「真申(まさる)」だったり。

さて、平戸口に着いてから。
ここからはタクシーで平戸市街に行ったのだが、
タクシーのおっちゃんの話だと、
時間があれば、歩いてもいけるよ、と。
今日は風も強くないし。

よし、帰りは歩きで行こう。

さて平戸に来たのは、当然平戸城を見るため。
海に突き出した丘の頂上に建つ平山城。

まず現れたのは、乾櫓。
現在は、売店になっちゃってますが。。。

hirado_inui1

続いて、地獄坂櫓。

hirado_jigokuzaka

振り返ると、遠くに海が見える
なかなかの景観。

hirado_jigokuzaka2

ここを降りると、日本たばこ種子伝来の碑
鎖国までは平戸は欧米との貿易港。
ポルトガル船やスペイン船、オランダ船との
交易の中でもたらされたのであろう。

tobacco

さらに進むと、北虎口門。
唯一の往時の建造物。

hirado_kitakoguchi

さらに進んでいくと、天守閣。
ただ、本来は天守閣はなかったそうで、
史実にはない模擬天守だ。

hirado_tenshu

二層の櫓のあった石垣の上に建てられたこともあって、
ちょっと窮屈そう。デザイン的にもイマイチ。

むしろ天守閣よりも、
櫓と海の景色のほうがずっといい。

見奏櫓のすぐ下にある懐柔櫓(入れない)と
平戸瀬戸(平戸島と九州本島との海峡)
それに平戸大橋が眼前に収まる風景は、
ほかの城ではなかなか見ることができまい。

城郭建築と海。意外といい組み合わせだ。

見奏櫓から。

hirado_ocean_view

天守閣から。

hirado_ocean_view2

さて、平戸での滞在時間はそこそこあったのだが、
あまりに平戸城のオーシャンビューが気に入ったため、
意外と時間を食ってしまった。

できたら、ホテルの温泉でも…
と思ったが、それはムリのようだ。

そのほかにも時間があるなら、
松浦史料博物館ザビエル記念聖堂など、
見るところはいろいろあるんだけど。

城から降りると、日光浴中の猫。
朝のこともあるので、むしろこちらが
警戒気味だったのだが、人なれしているのか、
猫からこちらへ向かってきた。

hirado_cat1

地域住民とのトラブルなどで、
都会の猫は、警戒心を強くするのかもしれないが、
こやつは、暢気なものだ。

以下、ドラクエ風に。

*「誰だ、お前は。」

hirado_cat2

*「ま、いいや。」

hirado_cat3

*「眠いんだから、邪魔するなよ」。

hirado_cat0

さて、そんな眠そうなヤツはほっといて
城下に向かって下りていく。

幸橋、通称オランダ橋が見えてくる。
形だけを見ると、いかにも後世の建造物に見える。

saiwai

確かに復元されたものではあるが、
実際は、江戸中期に実際にあった橋。
外国風の橋ということで、オランダ橋というのだろうか。
付近からは、オランダ船の錨も見つかっている。

さて、残り1時間くらいあるが、
平戸口の駅まで歩いて帰ることを考えると、
そろそろ出ないとなるまい。

かなり急ぎ気味で歩く。
走ると後が続かないので、歩く。

平戸大橋。

hirado_bigbridge

真下で見ると、なかなか迫力あるぞ、と。

hirado_bigbridge2

そこそこ脚力には自信があったが、
急いで歩くとなかなか疲れた。

こんな道のりだったのだが、
地図で距離を測定すると、4.57km。
約50分で完歩したので、
速度は、約5.64km/h。けっこう速くない?

hirado_map


そのおかげで、平戸口から伊万里までの
電車の中で暑くて暑くて。

さて、こうして平戸を出たわけであるが、
次の目的地は、佐賀。SAGA、さが~である。
佐賀へは、焼物で有名な伊万里、有田を経由。

ここまで電車に乗って気づいたのだが、
熊本からずっと、一般家屋にシャチホコが
乗っている家がけっこうある。

そういう風に見ると、一般家屋ですら、
お城の櫓に見えてきたりする。
さすがに石垣のある家はなかったけど。

さて、佐賀につく頃には、18時ごろ。もう真っ暗。
しかし、佐賀城に昨年できた
佐賀県立佐賀城本丸歴史館」は、20:00まで。

見るのには、問題ないけれども、
駅まで戻ることを考えると、
駅から城までけっこうあるので、
歩いて帰っていたら、間に合わなくなってしまう。
タクシー拾えるだろうか…不安。

佐賀城は日本の城の中でも
跡形を残していない
ワースト5に入ると思われる
強烈な破壊っぷりである。
城跡の雰囲気ゼロだもんな。

そういう意味では、佐賀城本丸御殿を模した、
本丸歴史館の建造物は貴重なものだ。

sagajo1

sagajo2

内部。真新しい木が黄金のように輝く。

sagajo3

内部の展示は、主に幕末の展示。
幕末期に輩出した鍋島直正(閑叟)の関係が多い。

戦国フリークとしては、鍋島直茂のほうにも
もっと注目してほしいものだが。。。

ただ、建物はとても見事なものだ。
一部は、 10代藩主鍋島直正の居室で、
天保期の建物そのまま。
ぴっかぴかの部分と、昔の建物が混在している。

sagajo4

展示は、正直イマイチ(あくまで個人的な趣味)だったけど、
とてもいい建物を見させてもらったので、
500円寄付をしてきましたよ。
# 入場料はタダだけど、満足度に応じた
# 寄付をお願いします、とのことだ。

さて、大手門から出て。
一応、パシャッと。
あまりうまく写せないな。。。

sagajo5

あとは帰るだけ。

佐賀から特急に乗って博多へ、
そこから福岡空港。

ほとんどが城で占められる旅ばかりですが。
個人的に満足だから、いいもん。

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コメント

下から3枚目の写真、「大奥」!って感じでいいですね。
これだけお城の写真を見ていると、
古い建物好きとしては、かなり興味が湧いてきます。
今度どっかでじっくり見てこようかな。
行った先にお城があると、大抵寄ってるんですけどね(笑)。
そしてそして、橋大好きなわたしにはたまらない「平戸大橋」!
この先の生月島にかかる「生月大橋」も見ごたえがあります。
ああ、久しぶりに長崎行きたくなりました~(それも離島)。

あ、そういえば、JR佐世保駅は、JR最西端の駅ですね。

投稿: はるか | 2005.10.31 22:13

nikko81です。

今回では、ロケーションとしては平戸城、
建物内部のつくりとしては佐賀城、
外観では、玖島城がいいですね。

総合では、平戸城。
のんびりとした雰囲気と、
城から眺めるオーシャンビュー。
よかですなぁ。。。(←ちょっと九州っぽく)

佐世保は、JR最西端なんですね。
知らなかった。。。

投稿: nikko81 | 2005.11.01 01:06

平戸城からのオーシャンビュー素敵ですね。
九州は未踏の地なもので、何となく異国めいた風景に
お写真の数々が見えてしまいます。

松浦鉄道に乗っていつかゆっくりと自分のルーツであろう
この辺りを旅してみたいですね。

投稿: pon | 2012.01.19 00:56

nikko81です。

●ponさん

けっこう、九州はお出かけしていますよ~
ま、全国47都道府県全部回ったのも、
城廻のおかげですかね!

ぜひぜひ、松浦鉄道に乗りに九州に行ってみてください!

投稿: nikko81 | 2012.01.19 23:05

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» 平戸城からの景色 [ミッキーのブログ!]
いやーホント行ってよかったですねぇ~ 強い風の中平戸城からの景色を撮影しました。 平戸大橋� 平戸大橋� 黒小島 聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂 [続きを読む]

受信: 2005.10.31 03:55

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