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500年前の最先端頭脳の中身を探る。

横浜の帰り、六本木に寄ってく。

六本木ヒルズでやっている
レオナルド・ダ・ヴィンチ展』。

なんでも、直筆のメモが展示されるとかで。
現在はMS社のビル・ゲイツの所蔵とか。

でも行ってみると、直筆のメモよりか、
レオナルドがどんなことを考えていたのか、
それを追っていくほうが、ずっと楽しかった。

というか、直筆の展示って、
周囲はやたら暗すぎるし、
展示がちょっと明るくなったり
暗くなったりするし。みづらい。

書いてることはほかで見れるわけだし。
別に本物でなくっても。
そこまでして、見る価値は。。。

で、そのメモの中身なんだけれども。

三日月がどうして三日月に見えるかとか、
水面の波紋の動き、それが水だけじゃなく、
空気の波紋なら音になることや
その流れに乗って、空を飛ぶことができるのでは、
などなど、どうしてそんな思索ができたのだろう。

キリスト教の影響がとても濃い時代なのに。
ひょっとしたら、今住む地球が丸いのではないか、
とわかり始めた時代なのに。

まさに、時代を超えた天才というべきか。
それとも、自然への好奇心がただものではないのか。

1511年、アルプスに旅行に行って、
アルプスの石を持って帰ってくる筋金入りだしな。

あと、メモの書き方にも細かいところで、
新しいことがあって、メモにイラスト入れて
図示して説明しているんだよな。

今では当然なんだけど、
単なる頭の中の思索じゃなくて、
具体的なイメージを持って
考えていた証拠、というわけだろう。

あと、メモのほとんどのページが実は、
水力学の記述なんだよな。
すごく、水に関心を持ってたようで。

でも、あなたは何者ですかという問いには、
わたしは画家です、という答えを
持っていたようだ。

あくなき自然の探求も、
正確に自然を写し取るため。
そう考えると、とても欧米的ではある。

日本もそうだが、アジアでは
生まれなかっただろうな。この発想。

彼の弟子がまとめたという「絵画論」。
この「論」は、論文の「論」
ではなく、方法論の「論」。

客観的な描き方があれば、正確に写し取れる
という発想の元でまとめられているみたい。

どうでもいいことだが、
紙にメモを取っていたら、呼び止められた。
ボールペンは禁止なのだそうだ。

展示会ってそういうもの?
どの展示会に行っても、
メモしまくり、なんですけど。

とりあえず、鉛筆貸してくれたから
メモ自体は取れたけど。

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「イベントレポート」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

とても面白く読ませていただきました。
ありがとうございます。

|客観的な描き方があれば、正確に写し取れる
|という発想の元でまとめられているみたい。

私はそういった感じの性格なので
この発想と言葉にとても共感しました。

最近、絵画や展示会に足をのばす事が
すっかり無くなってしまっていたので
行ってみようかなと思いました。

本物を見ることも大切な時間ですよね。

投稿: てぃー | 2005.09.25 20:28

nikko81です。

このノートは、1年に1回、1カ国だけで
公開されるのだそうで、
非常に貴重ではあります。

はじめは、ほーっとか思ってみてましたが、
全部見るのは、かなりきついです。
明かりが付いたり消えたりするし。

むしろ、彼の考えてたことに
触れることができたことが貴重でした。
本物の天才、かくあるべし、ですね。

投稿: nikko81 | 2005.09.25 21:59

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