« 上杉の城下町・米沢 | トップページ | 山形城址を歩く »

将棋の里・天童

さて、山形遠征第二の段は、天童。

実は、はじめから行くつもりではなかったのだが、
米沢はホテルいっぱい、山形にするか天童にするか…
ということで、天童のホテルが空いていた、
というそんだけの理由だったりする。

とはいえ、後から考えると、行ってみて
かなりよかったー、という感じ。

■健勲神社

kenkun2

実は、この天童は江戸末期に織田家の支配にあった。
織田家、ってあの織田家ですよ。織田信長の。

信長の三男、信雄の系統なんだって。
信雄というと、とかく馬鹿にされる武将だが…

勝手に伊賀に出兵し大敗して、信長に「親子の縁を切る」
とまで言わしめた負けっぷり。

安土城が焼けたのも信雄があたふたしたせいにされてるし、
小牧・長久手の戦いでは、勝手に和睦したり、
関が原の合戦では、中途半端な身の振りだし、
とかくいいところがないんだけども。。。

ま、それはいいとして健勲神社。
日本中にその名を轟かせた信長の割には、
あまりにもこじんまりした神社。

天運・勝運の神なんだとか。
ま、わざわざ神社作らなくても、
存命中から、オレは神だ、
と思ってるふしはあったような気がするけど(笑)

■旧東村山郡役所資料館

建物は、明治期に作られた洋風建築であるが、
天童織田藩の資料もある。

天童織田藩は、幕府転覆を図ったとして、
処刑された山県大弐という学者の事件に関連して、
出羽(山形県)に転封となった。
はじめは、高畠という場所に政庁があったが、
のちに天童へ移転した、というわけ。

ちなみに、この山県大弐は、
武田の名将、山県昌景なんだって。
歴史上の人物は意外なところでつながっているもんだ。

…と、閑話休題。

この資料館の一番の目玉は、信長像。
当時の宣教師が描いたとされる肖像が残っている。
写実的に書かれており、非常に似ているのだそうだ。

で、左がその信長像。
右が、よく教科書で載っている信長像。

nobunaga1

…ぷぷっ。
なんか気づきません?

コレを見たとき、「中井貴一だ!」と思ったんですけど…

でぃーしーかーどっ♪

とか言ってそうじゃないですか?

中井貴一氏は、かつて武田信玄役を
やっていたと思いますが、
織田信長役をやるべきだったのかもね。

あと、コレも面白いのが、
織田家同士の年賀状。

nengajo

確か、大名の織田家は三家ほどあったと思うが、
織田家同士で年賀状のやり取りをしていたそうだ。

その流れが続いているのかどうかは知らないが、
信長サミットなる会合が、現在にもあるらしい。

織田氏の発祥となった、福井県織田町を始め、

愛知県清洲町(信長のはじめの居城、清洲城)
岐阜県岐阜市(信長の2番目の居城、岐阜城)
滋賀県安土町(信長の最後の居城、安土城)

など、あともちろん山形県天童市も
このサミットに参加しているんだそうだ。
面白いね、こういうの。

日常的にも「信長タウンネット
というサイトで交流をしているようだ。

■天童市将棋資料館

全国の将棋駒生産の95%を占めている天童。
元は、天童織田藩の武士の内職だったようだ。

そんなことがあって、町の至る所で
将棋の駒を見ることができる。

マンホールにも。
マンホールに目が行くようになったのは、
micioさんの影響だよなぁ。
そうそう、Manhole peopleにトラックバックしとこ。

hall

地面にも。詰め将棋になってるし。
ちなみに、持ち駒は金。
多分、三手詰め。

tumshougi

あと、こんなでかい駒!

dekashougi

天童駅の中にも将棋資料館なんてなものが。

昔の将棋は、今よりもっと駒の数や種類が多くて、
麒麟(きりん)、鳳凰(ほうおう)、猛豹(もうひょう)、
悪狼(なんて読むんだろう?)とか、
あと、盲虎、酔象というのもあり、
動物駒はかなり豊富だったんだなぁ。

また、「○将」という駒も金将、銀将だけじゃなくて、
銅将とか、はたまた鉄将、石将なんていうのまである。

もっと面白いのは、字体。

字を書くことが好きなもんだから、
この字は好きとか、嫌いとかあるんだけれども、
特に気に入ったのがあって。

資料館の中は撮影禁止なものだから、
わざわざ資料をコピーして頂いた。

yasukiyo

で、それがこの「安清草書体」。
今は使われてなくて、右端の天童流草書体の
ルーツになったであろうとされている書体。

右端の天童書体は、いかにも江戸時代的な書体なのだが、
時代的には、安清草書体のほうが古いはずなのに、
すごく現代的な感じがするんだよ。

お店の名前とか、この字体で書いてあったりすると、
あー、かっこいい、と思っちゃいそう。

特に、銀将の「銀」の字が好きだなぁ。

その他、「巻菱湖」という字体は、正統派な楷書体。
「無剣」は、隷書体に近いかっこよさがある。

写真は撮っちゃいけなかったので、
「巻菱湖」「無剣」というキーワードで、
ググって見てくださいな。
でも、「安清草書体」は多分出てこないと思うけど。

■水車生そばの「元祖鳥中華」

天童は、そばもうまいそうだが、
あえて、食べなかった。
それは…

山形ラーメン・天童」があるんじゃないか、
と思ったからだ。

多摩センターに店を構えるこのラーメン店で食べた、
「天童鶏中華」がものすごくうまくて、
天童でも食べられるのかな、と思ったわけだ。

ただ、この店の歩みを見ると、

|勘当されて上京、親子、親族断絶

とか書いてあるので、心配ではあったのだが。

でもでも、ありましたよ。その名も元祖鳥中華
蕎麦屋の「水車生そば」に。
なんでも昔は、裏メニューだったとか。

kisoba


しかも、600円。安い。
いやー、やっぱりうまいわ。

torichuuka

すごく和風なラーメンで、
ラーメンでは珍しく、てんかすが入っているんだよねー。
最後に胡椒がきいているのが、
ちょっと東京の鶏中華と違うところ。

さて、天童はこんな感じ。
あとは、山形城だ。

|

« 上杉の城下町・米沢 | トップページ | 山形城址を歩く »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

信長、馬面ですねぇ。
思っていたよりやさしそう。
もっと眼光するどいかと思ってました。
特に絵を描くときは書き手のイメージが入るから怖さ倍増になるだろうし...。
天童将棋マンホール、たいへんごちそうさまでした!( ̄ii ̄;)
やはり旅にマンホール探しは欠かせないのです。

投稿: micio | 2005.05.20 16:11

nikko81です。

そうですね。意外とやさしそうですよね、信長。
このころの人たちは、
後世の書かれようによって、
ずいぶんとイメージが固まってしまうものですから。

これからも、マンホールちょくちょく
チェックしますねっ。

投稿: nikko81 | 2005.05.20 20:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 将棋の里・天童:

» 「岐阜市」でブログ検索してみました。 [日刊カタログ]
「 岐阜市 」の検索結果で、「funny 一時 serious のち interesting .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。 [続きを読む]

受信: 2005.05.12 00:56

» 今日のマンホール [Diario]
大分県杵築市・愛知県名古屋市・愛知県岡崎市・愛知県豊田市・静岡県静岡市・愛知県蒲郡市・愛知県幸田町・京都府宮津市・山形県天童市からマンホールが届きましたよ♪ [続きを読む]

受信: 2005.05.20 16:12

« 上杉の城下町・米沢 | トップページ | 山形城址を歩く »