« 北海道を書き留める・その5…7月22日(木) | トップページ | 北海道を書き留める・その7…7月24日(土) »

北海道を書き留める・その6…7月23日(金)

今日は、糠平のアーチ橋を見て回る。
その前に、ちょこっと早起きをして
気球に乗ることにした。
乗ることにした、というよりも
気球の準備の音で、その時間には
起きてしまったのだが。

ただ、1,000円ということもあり、
気球に乗ってどこかを移動するわけではなく、
ちょっとだけ上がって景色を見て、
降りてくるんだけど。

ユースを出てみると、大きな気球がすぐ見えた。
移動しないのは分かっていたのだが、
明らかにロープで固定されているのにちょっと…
と思ったが、とりあえず乗ってみることにした。

こんな具合。
まーそんな感じですかね。

kikyu1.jpg

kikyu2.jpg

ていうか、後から来たほうが長く乗れたみたい。
一番最初に乗った人は、1分ほどだそうで…

あまりにも短い体験だったため、
近くにある「ひがし大雪博物館」に行ってみることに。

意外と中が広くて、一つ一つ、
じーっと見てると、朝メシに間に合わなくなるくらい。
その中で特にスゴかったのが、
クマが接近してきたときの衝撃写真。

kuma.jpg

こんな風に向ってきたら、失神して倒れそうやね…

しかし、フクロウやクマなど、
アイヌ名でなんとかカムイってつく動物が多い一方で、
キタキツネは「チロンノプ」、アイヌ語で
われわれがどっさり殺すもの、という
身の毛もよだつ名前がつけられている…
アイヌ人って極端(笑)

さて、朝飯を食べた後は、
NPOひがし大雪アーチ橋友の会主催の
アーチ橋ツアーに参加。
参加といっても、参加者は自分ひとり。
ちょっと申し訳ない。

まず、メインのタウシュベツ川橋梁へ。
行く途中に、ガイドさんにいろいろおもしろい話を
聞かせてもらった。

一昨日、行ったオンネトーは、
阿寒町ではなくて、足寄町にあるらしい。
で、その足寄町は、かの鈴木宗男・松山千春の影響力が
かなり大きなところであるだそうで。

ただ、オンネトーはやっぱり阿寒湖からの客が多いみたいで、
あまり町には足寄町には、お金を落とさないみたいで、
鈴木宗男はあまり興味を示さないらしい、とか。

あと、松山千春の家は観光地になってるらしい、とか。

さて、それはいいとして、
タウシュベツ川橋梁である。

今年1月に塘路に行った際、そんなには雪の降らない
道東にも相当雪が降っていたわけであるが、
それが、このタウシュベツ川橋梁にも影響しているのだ。

というのは、相当雪が降ったということは、
その雪解け水も相当なわけで、
例年と比べて、かなり多いそうだ。
それで、いつもなら7月末頃には
アーチがしっかり見えるくらいの水位なのだが、
今年はかなり水没しているとのこと。

しかし、実際見てみると…

taishubetu.jpg

意外とアーチの部分が出ているではないか。
いやこれくらいなら、来た価値があるというもの。

間近で見てみると、かなり浸食が進んでいる。
毎年現れては沈み、現れているときは波で浸食されるし。

taishubetu_close.jpg

これは、早めに見ておかないと、
近いうちに崩れちゃうかもしれないぞ。
ただ、だからこそ趣があるというのも確かで。

また、近くにはよーく見てみると、
かつて鉄道が走っていたことの証が
意外なところで見つかる。

たとえば、この写真。

taishubetu_ki.jpg

木の根が横に薄く広がっているために、
しっかり根を張れないでいて、
風でなぎ倒されている。

というのも、かつて鉄道が走っていた時の
砂利がそのままになっていて、
深く根を下ろせないのだそうだ。

しばらく見た後、次のアーチ橋へ。
その前に、道道からタウシュベツ川橋梁
へのダート道へ入るところに、
クマ注意!みたいな看板が立っている。

これだけみると、朝の博物館の
クマの写真の記憶もあり、
かなりビビッてしまうのだが…

しかし、ガイドさんによれば、
クマのほうもかなり人間に気を遣っているらしい。
というのは、普通クマ除けの鈴を鳴らしながら、
山に入っていれば、クマと遭遇することはまずないらしい。

で、ガイドさんはクマ除けの鈴をつけた人間と
クマがどう見ても遭遇するような
場面を上から見たことがあるらしく、
クマは、人間が通り過ぎるのを待ってから、
もそもそと通っていったという。

当然、クマに出会うかもしれなかった人間のほうは、
そんなことは気づかないまま。
ねぇ、クマさんは気をつけていらっしゃるわけですよ。

そうすると、キケン動物とか言われているのも、
なにか可哀想な気がしてくる。

クマに出会ってしまうことが多いのは、
クマ除けの鈴を持っていないとか、
山菜取りに出かけて、取るのに夢中で
肝心の鈴がなっていなかったとか、
そういう場面が多いそうだ。

クマにとってみても、
人間との突然の遭遇は「!!」なわけで。

昔から人間はおいしい食べ物のありかを、
クマに教わっていたという。
そういうクマとも、きっちり共存できるといいなぁ。

さて、クマ話はこのくらいにして、
次のアーチ橋・第三音更川橋梁へ。
どうでしょ、なかなか気に入った写真が
撮れたつもりなんですけど♪

arch04.jpg

ガイドさんに長靴を貸してもらっているので、
川の中にもどんどん入っていける。
冷たい感触が伝わってくるのが心地よい。

このガイドさんは、近くの小学校で
体験学習の講師もしてらっしゃるそうだが、
水のきれいさを体験する学習が難しいそうだ。

都会で育った人間は、汚い水を常に目にしているので、
きれいな水を見ると感動するが、
きれいな水とともに育っていく子供たちは、
水がきれいであるということが当たり前すぎて、
「ふ~ん」で終わってしまうらしいのだ。

うーん…それも問題だなぁ…
わたしなんか小学生の頃の写生会で、
大阪湾を描きに行っても、
海を緑でしか描けなかったっていうのに…(苦笑)

さて、最後のポイント、旧幌加駅。
帯広から糠平を通って十勝三股まで通じていた
士幌線のひとつの駅だ。

国鉄は廃線の後、速攻で線路や駅を
取り壊していたようだが、
保存会がなんとか守りきったのが、
この旧幌加駅であるそうだ。

線路やホームは、土に埋まっていたものを
保存会の人が掘り起こして…大変なことだ。

reil.jpg

ガイドさんが昔の幌加駅の載った写真を
持ってきてくださっていて、
往時の姿を思い浮かべることができる。

さらにガイドさんに案内されて、
線路の切り替えポイントを見てみた。
昔のものなので、手動のタイプ。

turning_point.jpg

ドラクエの洞窟にありそうな、
「ガッチャン!」という感じ。
実際に動かしてみることもできる。

なかなか気づかずに、スゥ~っと
通り過ぎてしまう人が多いらしいけど、
取り立てて鉄道好きじゃなくても、おもしろい場所だ。

ということでツアー終了。
いやぁ、interestingだったよ。

糠平に戻ってきた後は、近くの豚丼屋で
帯広名物の豚丼をもう一度食し、
糠平近くのアーチ橋の近くの水辺で時間を潰し、
15:38のバスで旭川に向う。

途中、観光地の層雲峡を通り過ぎ、
旭川市街に入る。
バスでは、テレビが映っており、
曽我ひとみさんが娘さんが誕生日だ、
というニュースをやっていた。

あ、そうだ。自分も誕生日だったんだ。
一緒かぁ。ていうか、もう27だ。はぁ。

旭川に着いたら、まずラーメンを食べに行く。
梅光軒本店というけっこう有名な店。
旭川ラーメンは醤油ラーメンがメインだが、
ラーメンの基本は塩、と勝手に決めている
nikko81は、迷わず塩を注文。

あまり食べ物の解説がうまくないので、
うまいですよ、とだけ言っておきます(笑)

さぁ、後はバスでユースに向うだけ。
ただ、朝の早い時間に旭川市街に出られないので、
仕方なく早朝にタクシーを呼ぶことに。

でも、今日で通算北海道ユース宿泊5日目。
初日の塘路でもらった北海道のユースに5泊したら、
ジャガイモ10kgあげちゃう、キャンペーンを申し込む。

もちろん、一人もんにジャガイモ10kg送っても
食いきれないのは目に見えていないので、
大阪の実家に送ることにする。
北海道の新じゃがができる秋に送られるそうだ。

さて、あしたも早いのでさっさと寝るとするか。

|

« 北海道を書き留める・その5…7月22日(木) | トップページ | 北海道を書き留める・その7…7月24日(土) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

トラバありがとうです!
いやぁ~、タウシュベツへ行かれていたとは!!
うらやましいです。
あそこは、あの素晴らしい姿を拝める時期が短いから、
すごく貴重な橋ですよね。
旧士幌線は、見てみたいと思ってる遺構がたくさんあるんですよ~。
第三音更川橋梁の写真、いいですね!

投稿: はるか | 2005.11.07 00:33

nikko81です。

YHで同泊した方からは、
今日はどうでしょうね、難しいんでは?
なんて言われましたが、
行ってよかったです。

見れる時期が短いのと、
ひょっとしたら壊れてしまうかもしれない、
ということで貴重です。

第三音更川橋梁のあたりは、
地元のNPOの方に頼めば、
ガイドしてくれますよ!

投稿: nikko81 | 2005.11.07 02:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北海道を書き留める・その6…7月23日(金):

» 1634.2kmの旅その8:遺構 [はるかのひとりごと。]
北見から網走を抜け、世界遺産となった知床方面へは向かわずに、 根室を目指して、国道244号線を斜里から標津へ抜ける途中に、 突如として左手に現れるのがこれ、コンクリート製の巨大アーチ橋。 国鉄旧根北線、第一幾品川橋梁。これ廃線跡なんです。 廃線跡といっても、 根北線は、斜里からこの手前の越川という駅までの開業だったので、 ここ幾品川橋梁まで、列車が来ることはありませんでした。 だから、未成線跡という�... [続きを読む]

受信: 2005.11.07 00:26

« 北海道を書き留める・その5…7月22日(木) | トップページ | 北海道を書き留める・その7…7月24日(土) »