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北海道を書き留める・その4…7月21日(水)

さて、早いもので北海道ももう4日目。
今日は、摩周ユースを出発して
阿寒湖まで向かう。

ユースの前からでも、阿寒湖行きのバスはあるのだが、
何かと情報収集できたほうがいいかな、
ということでユースの方にJR摩周駅まで送ってもらう。

そこで、フランス人の女性二人と同乗したのだが…
前もってユースの人に、片方の人は
日本語がちょっとできるようですよ、
と言われていたのに…。

 「Where are you from?」

と聞いてしまうもんだから、
その後ももれなく英語になってしまい…
ほとんど会話できませんでしたとさ(苦笑)
# 昨日、摩周湖に行ってなーんも見えなかった
# と言うことは分かったけど(笑)

見栄を張らずに
日本語でしゃべっとけばいいのにねぇ。

さて、絶好の国際交流を逃しつつ(バカ)、
JR摩周駅で降ろしてもらう。

降り際に、オンネトーという湖のことを教えてもらった。
見る気候や季節、角度などさまざまな要因で
見える色が変わるらしい。

ただ、天候がよくないから、キレイに見えるだろうか
ということと、時間的にオンネトーに行くと、
阿寒湖はほとんど見れないね、ということだった。

しかし!
情報収集のために摩周駅まで来たのだ。
出発の時間までは、優に
2時間を越える時間がある。
なんとか阿寒湖もオンネトーも
見れる時間をつくろう、と画策。

まずは、駅の観光センターで資料をゲット&
駅員さんに情報を聞き出した後は、
摩周駅に設置されている無料の足湯に浸かりながら、
タブレットPCを片手にインターネットで情報を検索。

ashiyu_mashu.jpg

もちろん、湯につけないように細心の注意を
払わなければいけないのだが、
こういうときの情報検索は、ペンで済ませる
タブレットPCがやっぱりいい。

どうやら…バスの時間を考えると、
オンネトーも阿寒湖も見て回るには、
阿寒湖畔からオンネトーまで
タクシーで行くしかないようだ…

摩周駅から直接タクシーで行くことも考えたが、
2万円近くになりそうなので、即却下。

とはいえ、1万円以下で時間を金で買えるようなら
買ってしまうのが得策。
阿寒湖畔からオンネトーまでは、6,000円。

これならということで、電話で指定の時間にバス停で
待機してもらうよう、阿寒タクシーさんにお願い。

さらに、阿寒湖を見るのも高速艇なら
手っ取り早く見れるようなので、これも事前予約。

よし。計画はばっちりだ。
そんなとき摩周湖の方角が雲で厚く覆われ、
駅周辺も少しばかり暗くなってきた。

朝は天気がよかったから、
ちょっと摩周湖に戻れば…なんて考えも
一瞬頭がよぎったけど、じっくり作戦を練っててよかった。

バスに乗って阿寒湖に移動したとは、
必要なものだけ持って、移動しようと思ったら、
もうタクシーが来ていたので、
すぐに乗ってしまった…荷物重いのに…

ま、いいや。

タクシーの運転手もオンネトーは絶賛。
とても静かで神秘的な湖だとか。
どんなところだろうか…と思っているうちに到着。
30分ほどだった。

まず、降りた近くにあった遊歩道へ。
遊歩道と言っても獣道みたいなところだが、
少し行くと、湖面がよく見えるところがあった。

onnetoh1.jpg

onnetoh2.jpg


確かに、天気が恨めしく思えるような
とてもキレイなエメラルドグリーン。
時間の都合がなければ、ずっと見ていても
飽きないような色をしている。

このあたりもけっこう霧が出ていて、
遠くのほうは、白く霞んでしまっている。

ただ、生物は住めない水質らしく、
魚とかは一切いない。
少し前に雑誌で中国・四川省にある
世界遺産・九寨溝(きゅうさいこう)
の記事を見たことがあるが、ここも生物がいないらしい。

阿寒湖に戻るバスの時間もあるので、
500mほど行ったところで
遊歩道を引き返してきたが、
天気がよい日に1日見ていたいと思わせる、
そんな場所だった。
今回行って、もう一度行きたいと思うNo.1スポットだ。

ちなみに先ほどの阿寒タクシーのページ
オンネトーの四季が紹介されている。

遊歩道入り口に戻ってくると、
車で一人でオンネトーまで来られている方に
呼び止められ、写真を撮る。

ご親切に阿寒湖まで送ってあげるよ、
と言ってくださったが、時間の都合が合わず、
遠慮することにした。

短いバスの待ち時間だが、
それまで湖畔を少し歩いてみることに。
時間がたつにつれて、霧がひどくなり
摩周湖ほどではないにしろ、かなり真っ白だ。

ふと上を見上げると、塘路でもあった
あまりに早い紅葉した葉。

hayaikouyou0.jpg

落ちている葉を見てみても、真っ赤に染まっている。

hayaikouyou.jpg

オンネトーは紅葉の頃もとてもキレイだと聞く。
と言っても、9月末から10月初旬にかけて
というからかなり早い時期だ。

深いブルーの美しさと木々の紅葉の華やかな色の
コンビネーションはぜひ自分の目で
見てみたいものだ。

さて、もっといたいものの、
そうも言っていられないバス旅行者は、
バスに乗って阿寒湖畔まで戻ってくる。

オンネトーでの霧は、阿寒湖でも同様で、
むしろ寒さを感じるほどだ。
ちょっと温まるために、
「行者ニンニクラーメン」を食し、
予約してあった高速艇に乗って、
阿寒湖畔に浮かぶ島「チュウルイ島」へ。

そこでは、こんなに大きなマリモを
観ることができる。いくらなんでもデカすぎ。

big_marimo.jpg

また、エゾシカが近くまで
寄ってきて顔を見せる。
頻繁に人間が行き来するからであろう、
人間に警戒心を持っていないようだった。

ezosika.jpg

マリモを見たあとは、アイヌコタンへ。
民芸品屋やアイヌ料理屋などが並んでいる。
ちょっと見ておこうと思ったのは、
かつてアイヌに少し興味を持ったことがあるからだ。

現在、どのくらい格闘ゲームが
話題になっているか分からないが、
SNKの「サムライスピリッツ」
という一連のシリーズがある。
今では、プレイステーション2用の
サムライスピリッツ零」が最新だと思うが。

そこで、ナコルルという少女が
キャラクターでいるのだが、
妙に設定が細かく、出身地の「アイヌモシリ・カムイコタン」
なんぞは現実にある場所なのだ。

ここで言う「アイヌモシリ」とは
アイヌ(=人間/われわれ)、モ(=静かな)、シリ(=土地)、
つまり、現在の北海道を指し、
「カムイコタン」とはカムイ(=神)のコタン(=村)
という意味で、今も旭川郊外に「神居古潭」という
漢字を当てた地名が残っている。

昔は鉄道が通っていたが廃線となり、
旭川からのサイクリングロードの一部と
なっているらしい。

こういう手のゲームには、必ずといっていいほど
熱狂的なファンがつくもので、
そんな人たちの中には、わざわざ北海道まで出向き、
この「神居古潭」を訪れるらしい。

ゲームに疎い今に言うのもなんだが、
もっと格闘ゲームに勢いがあった時代に、
このゲームと組んでアピールしていれば、
アイヌに関心を持つ人が増えるんじゃないか、
という気がしていたのだ。

そんなことを思い出し、
阿寒の「アイヌコタン」へと足を運んだ。

民芸品とかにも興味はあるものの、
かなり衝動買いをして荷物が増えることが
懸念されるために(笑)、
意図的に無視をして、奥のアイヌ生活館へ。
ここでは、アイヌの民具が展示してある。

さすがに「ナコルル」の服装の赤いのは、
フィクションのようだが、
帯刀はそれらしいものが置いてあったな。
この帯刀をモデルにして、ナコルルに持たせたりしたら
絶対ここに来る人が増えたような
気がするんだけどなぁ、全盛期ならね。

その後は、「森と湖の美術館」へ。
その館主がどうにも話し好きなようで、
話を聞いていたら、結局中をあまり
見てまわることができなかった。

唯一覚えている話が…
秀吉の世の時代。
アイヌは秀吉に謁見しており、
直接貿易をしようとしていたそうだ。

そのとき、見返りに金銀は必要なく、
刀剣をくれ、と言ったことに
今の世に金銀を要らぬという民族があるのか、
と驚いたそうだ。

ま、その後松前氏が出てきて、
直接貿易はしなくなるわけだが…

あと、アイヌ生活館でもらってきた
東京・中野のアイヌ料理店「レラ・チセ
のパンフを見て、ここの料理人として
甥がいるんだ、ぜひ行ってやってくれ
と言われたことは覚えている。機会があったら行ってみよう。

もう16:30を過ぎていたので、バスターミナルに戻る。
途中、養殖のマリモを買う。
部屋の明かりと水を替えるだけで大きくなるらしい。

阿寒湖から網走まで行くのだが、
乗ったバスは、観光バスが網走まで
戻る便のようで、客は自分とおばあちゃん一人以外は、
運転手とバスガイドさん。

しかし、このおばあちゃんには驚いた。
一応路線バスなんだけれども、
タクシーみたいにここで降ろしてくれ、
みたいなこというだけだ。

まぁ、田舎だからありなのかも知れないが
逆にそれはできません、なんてなことを言うと
こないだアンタのところの運転手に
嫌がらせされた、みたいな電話をかけてくるらしく、
扱いが難しいみたいだ。

そのおばあちゃんを降ろした後は
運転手がしゃべるしゃべる(笑)
横で、20歳過ぎの若いバスガイドさんが、
「はい、はい、そうですね」
と話をあわせていたことに感心。

だって、自分がしゃべるだけしゃべって、
話を間から挟ませないくらいの勢いなもんだから、
ストレスたまんじゃないかなぁ…
という気がするのは、自分だけかなぁ。

網走に帰るだけの便なので、
見所もあまりなかったが、
途中に通った友愛荘というところで、
カニの食べ放題をやってらしく、
運転手の超オススメらしい。

まー、網走は冬に流氷見るときだな。

7時頃には、網走に到着。
今日は、ユースではなくホテルに宿泊。
ひさしぶりにブログの更新したり、
ゆっくりテレビを見たり、
実家に北海道のエビ・ホタテを送ったり。

明日は、大移動日。
網走からふるさと銀河線を経由して、帯広へ、
更にその北にある糠平湖を目指す。


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