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TabletPCの潜在能力のナゾ

わたしは、人からなんと言われようと、
TabletPCを使いやすいと思っている。

発展途上であり、至らないところはたくさんあるが、
それでもパソコンのあり方を一変させる、
そんな潜在能力があると思う。

そのTabletPCの潜在能力のひとつに、
コンテンツを閲覧するためのペン入力と
長文文字入力としてのキーボード入力を両立させていること、

というのが挙げられると思う。

それを突き詰めたカタチで、
新しいタブレットパソコンを提案しているサイトが、
astiさんの「astiのアフィリエイト日記」に紹介されている。

それが、「Tabslot(タブスロット)」。

 >タブレット型PCの本当の魅力はキーボードとのコラボレーション

というのは、わたしもまさしくそう考えるところだが、
TC1000・TC1100と違うのは、キーボードが引き出し式にもなるところで、
確かに、この使い勝手はいいかもしれない。

しかしノート・スタイルとデスク・スタイルの違いが
イマイチよく分からない。
キーボード引き出し式がキーボード+マウスより
操作性がいいという点が残念ながら、よく分からない。

ひょっとすると、「◎pener」として紹介されている
新ポインティングデバイスが、デスク利用時には、
活躍するのかもしれないが、使い勝手がいいということは、
なかなか理解しにくいのが正直なところだ。

わたしは、キーボードで文字を入力する際、
画面とキーボードの間隔は自由に変えられたほうがよい。

そのため、

(1)操作性を重視する自宅長文文章入力利用  
 → 「お気に入りの外付キーボード+マウス」
(2)モバイル重視の長文文章入力利用      
 → 「TC1000標準キーボード+クイックポイント」
(3)Web/メール/デジカメ写真/録画番組閲覧時 
 → 「タブレットペン」

と使い分けている。

実は、最初に挙げた「ペンとキーボードの両立」以上に、
TabletPCの潜在能力がある。
それは、

「ペン」という身近でイメージしやすい道具を使いつつ、
画面をそのまま触ってパソコンを操作するという分かりやすい方法で、
ポインティングデバイスを置き換えていること

だ。

ただ単に、「使いやすさ」に優れているだけでは、
次世代標準にはならないだろう、ということだ。

数々のマウスに代わるべく登場したポインティングデバイスが
結局、マウスを凌駕する地位を得ることなく、
少数派として留まっている、という事実は、
どれだけ使いやすいものであっても、
慣れたものを使い続けようとする、
使い勝手のよい操作を望むはずの人間の習性によって、
より快適なPCライフが阻まれているのだ。

そう、キーボードのQWERTY配列がちっとも
合理的に打ちやすい配列ではないのに、
もはや一般的になっているというのもそうだ。

たとえ、使いやすいというデバイスそのものの性質だけではなく、
受け入れるエンドユーザ側の意識という「外部環境」に合わないと、
PCのユーザインターフェースの進化という
ある種、自然淘汰の荒波を生き延びることは
できないような気がするのだ。
# わかりやすさがあれば生き残るか、といえば、
# それだけでは、もちろん十分ではない。
# 必要条件ではあるが、十分条件ではない。

先ほどの「Tabslot(タブスロット)」が受け入れられるには、
ペンが身近で分かりやすい、という受け入れられやすさと同様の
分かりやすさ、イメージのしやすさが必要だろう。

実は、このような考え方の背景には、文化や知識の定着を
遺伝子の進化との比喩で説明しようとした「ミーム」の考え方がある。
イギリスの生物学者、リチャード・ドーキンス博士の
提唱で始まったこの考え方、異論もあるようだが、
なかなかおもしろい。

ひょっとして語弊があるかもしれないが、
端的に言ってしまえば、
アイデアとか流行は、それ自体が記憶されやすい、
受け入れられやすいといった性質の差で、
生き残ったり、淘汰されたりするという考え方だ。

有名な「利己的な遺伝子」や「延長された表現型」は、
読むにはあまりにも膨大だし、比較的読みやすい「虹の解体」についても、
ミームの話は最終章だけなので、

佐倉統「ミーム力とは?

あたりが読みやすいかもしれない。

しかし、ドーキンス博士独特の文章の魅力も
捨てがたいけどな…
# お、新しい翻訳書が出てるみたい。

あれ、タブレットPCの話がいつの間にか
ドーキンス博士の話に…

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