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タブレットPCとType U再考

以前ご紹介した、「VAIO type U」の話題が一段落したようだ。
一時はどの販売店に見に行っても、
在庫がなかったようだが、最近はどこに行っても
「売り切れ」の張り紙はないような気がする。

個人的に、ソニーというメーカの考え方に、
どうしてもなじめない点があって、
素直に評価できないところがある。

そんななかで、またずいぶんの前の記事なのだが、
「新型VAIO UはタブレットPCへのアンチテーゼ」
「TypeUはタブレットPCへのアンチテーゼ」(by伊藤浩一さん)! その1

という2つ記事を見つけた。
つながりと言えば「ペンオペレーション」の部分だけで
後はそんなに共通点があるわけではないのだが。

わたしもタブレットPCを持っている関係で、
Type Uにはある種の興味を抱いていたわけで…

Type UとタブレットPCの関係について
わたしの感想はちょっとまとめてみた。
論点は3つだ。うち1つは関連が薄いかもしれないが…

長くなるのでサマリを最初に。

(1)Type Uでペン入力が大きく進化したわけではなく、
   むしろ、普通のノートPCに搭載されることで、
   ペン入力が進化するのではないか?

(2)ペンとキーボードの使い分けは、
   長文入力のするしないであり、
   Type Uのキーボードは利用シーンから考えると、
   ちょっと「?」

(3)むしろType Uはペン入力メインの機械ではなく
   携帯ゲーム機の感覚で操作するWindows XP機ではないか?

の3つだ。

では、本題。

(1)type Uでペンオペレーションの見直しが起こるか?

これについて、キツイ言い方かもしれないが
わたしはどうしても「typeUが」ペンオペレーションを
変革するようには思えない。
だって、typeUで大きく改善されたり、追加されたりした
ペンオペレーションの機能がない気がするから。

確かに、ペンオペレーションという操作方式は、
モバイル機器で培われてきたのかもしれないが、
ペンオペレーションが更に発展するためには、
モバイルという枠から解放されるべきではないか、という気がしている。
# 実際、モバイルもする自分が言うのもなんだけれども。

パソコンがペンで操作できることがよいのは、
モバイル・据え置き関係なく、
ビューワとしてマウス以上の操作性があるからであり、
また、絵を描いたり、メモ感覚でパソコンに字を書けることで、
新しい使い方が広がるから、である。

したがって、モバイル性を重視するのではなく、
より大画面なノートパソコンへもタブレット機能を
搭載することが、ペンオペレーション発展の推進力に
なっていくと思うのだ。

据え置きノート・モバイルノート関係なく、
タブレット機能が搭載されていくことによって、
更にそれぞれの利用シーンにあった進化のあり方が
見えてくると思う。

その意味で、マイクロソフト
「Windows XP Tablet PC Edition」の目指す方向は
間違ってはいないと思うが、
ただ、OSがこういった機能を持つことに、
キケンな香りを感じることも確かである。

マイクロソフトが本来のOS以上の機能を詰め込むと、
PCメーカーは差別化が難しくなり、
結局、画一的なパソコンになってしまう。

それに、タブレットPCの普及が進まない、
ひとつの理由にTablet PC EditonのOS自体の高価格が囁かれている。
そうなると、自動的にタブレットPC自体が高くなる。

ちなみに、わたし自身使うなら、
今のTC1000の大きさ、つまり10.4型のXGA(1024×768)が最適だ。
この大きさでペンが使えるのが、抜群に使いやすい。
SXGA位欲しい人もいるかもしれないが、
文字の大きさのことも考えれば、これくらいがちょうどいい。

(2)ペンか、キーボードか、それとも?
これについては、ペン入力できるパソコンでも
キーボードがやっぱり必要なんじゃないか、という気がしている。
つまり「ペンか、キーボードか」という二者択一論ではなくて、
「ペンも、キーボードも」どちらも必要、なのだ。
これは、少しもペン入力の有用性を損なうものではない。

わたし自身、ココログのネタを書いているときは、
TC1000の付属キーボードで原稿を作成している。
ペン入力で文章を書いていくなんぞ、まっぴらごめんだ。

入力デバイスに限らず、どんなものにも得意・不得意がある。
明らかにペンデバイスは、長文入力が苦手だ。
ペンデバイスだけで、キーボード・マウスの
2つの代わりをさせるのは無理。

ただ、マウスと比べてアドバンテージがあるのも事実だ。
例えば、マウスだけでキーボードがつながれていない
パソコンを考えてみれば、Googleの検索ひとつとっても、
ソフトキーボードを使って入力しないといけない。

しかし、タブレットPCなら、ペンでささっと
キーワードを入力できる。
そう、キーワードを入力したり、
オンラインショッピングの情報入力くらいなら、
何の苦もなく入力できるのだ。

Webを見たり、写真を一覧したり、
外出先で、ささっと地図や乗換案内を確認したり、
というのは、とてもペンが使い勝手がいい。

Type Uとの関連で言うと、
こちらもビューワとしての使い勝手を向上させるためか、
キーボードは別に接続するようになっている。
個人的にはあまりにも外出先で
キーボードを使う仕組みになっていないのが気になる。

あくまで、「自宅か外出先か」が
キーボードを使うか使わないかの分かれ目になるのではなくて
「長文を書く」か「キーワードを入力する程度か」
が分かれ目になるのだから。

(3)ソニーがタブレットPCをつくったらType U、なのか?
ここまで、唯一の共通点としての
「ペンオペレーション」つながりでtype UとタブレットPCの
関係を書いてきたつもりだけれども、
そもそも、Type Uにとって、どれだけペン入力機能が
ウエイトを占めているのか、という根本的な疑問もある。

わたし自身、ペン操作はおまけであり、
画面左の左・右ボタンと、画面右のカーソル操作ボタン
での操作がメインなのではないか、と思う。

この操作、わたしにとっては、
「カーソル操作ボタン」が プレステ2の十字キー、
「左・右ボタン」がプレステ2「○」「△」「×」「□」
と酷似している、気がする。

なぜ、プレステ2と位置が逆なのかは、
ソニーの人も知らなかったのだが、
そう考えると、「プレイステーション・ポータブル」(PSP)感覚で
操作するWindowsXP機というのが正しいような気がする。

どう考えても、あの葉っぱの形をしたスタイラスで
操作するより、ゲームボーイチックに
操作したほうが自然だもの。

いろいろ擁護してきたタブレットPCだが、
こういう意見がまだまだ多いのかもしれない。
もっと売りたいなら、なんとかしろマイクロソフトよ。
ほったらかしじゃないかよ。


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