武田家と織田家が歴史的和解
武田家と織田家が歴史的和解…そんな記事がInfoseekに出ている。
あれ、武田家って滅亡したんじゃないの?
と不謹慎なことを言ってはいけない。
大名としての武田家、が滅亡しただけであり、
家系としては、存続している。
江戸時代、高家(礼儀作法の仕切役)として残った高家武田家や
宿敵上杉家で働き口を見つけた米沢武田家が、
信玄直系の武田家である。
一応、高家武田家が江戸時代から武田宗家と認められてきた。
一方、織田家は羽柴秀吉の台頭後、勢いを盛り返すことはなく、
江戸時代は3名が小大名として、その名を残した。
まだ、大名として残っていただけ、
織田家のほうが、立場はよいのかもしれない。
それでも、徳川家や明治維新の主役を輩出した
薩長両藩の毛利家、島津家には及ぶべくもない。
この三家は、明治時代「公爵」になっている。
この歴史的和解、織田宗家が信玄のお祭りに出向く、
ということで成立したようだが、
直接、武田信玄と織田信長は、対決していない。
まぁ、この和解、武田主導というところも興味深い。
これをきっかけに、戦国期の大名の子孫が一堂に会す、
なんていうイベントがあってもおもしろいのかもしれない。
一度、インタビューとかどこかの雑誌で、
特集を組んで欲しいものだ。
P.S.
やっぱり滅亡したと思われてるんだぁ…(悲)
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