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言うは易く行なうは難し

どの企業においても、自社製品や自社サービスが
売れるように努力している(はず)。
そして売れる商品に法則性があれば、
誰もが知りたいと思う。

それに応える(?)記事があった。

ここで書かれている、4つの原則は
どれも間違ってはいないと思う。
これらの原則に則って、商品が開発されるなら、
われわれ消費者は、もっと新しい商品が出てくる
喜びを実感することができるだろう。

(1)市場調査に頼らないこと。自分の目を信じること。

(2)他人のやらないものにチャレンジすること。

(3)真似されない工夫を施すこと。

(4)特徴が分かりやすいこと。

一番難しいのが、(1)だ。

(2)は、実際の担当者のヤル気次第だし、
(3)や(4)でその会社の商品開発力が要求される。

しかし、(1)だけは担当者ではどうにもならない。
この文章が、「~という経営が必要だ」というように
かなり経営トップの判断がここには利いてくる。

他社にないものをやれ、というトップは多いものの、
市場の評価という、いわば過去の市場のデジタルな実態
(現在はどこまでも過去に近い)に影響される人間は多い。

将来売れるモノには、リスクがつきものであり、
他者がやっていないことをするには、
各人のアナログな感覚が必要になる。

思うに、そういう開発の場の実感が経営する側には
とかく欠落しがちなのかとも思う。
判断することが仕事である、というのが経営者であるなら、
将来モノになるかどうかという、デジタルな数字を
見ているだけで客観的に判断するのではなく、
主観的な価値判断をしなくてはならない。

ならば、そのような現場感覚をつかむことこそ、
重要であるはずなのに。

雑誌等でヒット商品の開発秘話を読んでも、
開発に苦労をしたことよりも、営業に反対されたとか、
上司に理解されなかった、などという
他人の説得のほうが、苦労をしたという声は多い。
市場の動向は辻褄が合ってさえいれば、
誰にでも分かりやすく、錦の御旗になってしまいがちだ。

株主からデジタルな数字で判断される経営陣が、
アナログな提案をいかに受け入れる土壌をつくることができるか。
そこが一番難しいのだろう。

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